よくテレビで原材料が原油と関係なさそうなものまで値上がりしていることへの説明として、
「そもそも輸送コストが上がるわけだから全ての製品が無関係ではない」
なんていっちゃってるけど、それってなんかヘンぢゃないか?
だってニュース番組で最近よく運ちゃんにインタビューしてるけど
「もうやってけない、廃業するかも」みたいな極端な悲鳴も珍しくなくなった。
…このおっちゃんのコトバからすれば、燃料の値上げ分は下請けドライバーのみなさんががまるかぶりってことぢゃねーか。だったら企業にとって物流コストは影響ねーことになる。
あと、これは前々からヘンだと思ってたんだけど「スーパーの激安セールのヒミツ」みたいな番組で、セール品について
「この商品では全く利益は出ませんが、これが呼び水となって他の商品で…」
みたいなことを言ってるクソ店長。
おいらの知る範囲ではスーパーとか百貨店のセール品の値下げ分ってだいたいはメーカーや問屋が丸かぶりなのだ。
どういうことかというと
「今度セールやるんだけどオタクもなんかタマない?」
とか
「●●を協賛品として出してくれ」みたいなことを問屋やメーカーに対していっちゃうのだ。
だから店が自分で余らした在庫以外は店が損するなんてことはありえねーのさ。さらにはそういう、店が勝手にしくじった分の在庫も食品だったらまだいいけど衣料とか賞味期限のないようなものだとメーカーや問屋へ返品しやがるなんて場合すらあるのだ。
百貨店の場合はハナっから委託販売なんて契約だったりすることもある。レンタルスペースかよっ!ってつっこみたくなるがバカバイヤーがいたり売り場づくりの彩り要因にされる場合もあるので現実はレンタルスペース以下なのだ(笑)。
さて、こう書くと物流ではドライバーに泣いて貰うことでリスクを回避したメーカーもこういうところでは逆に被害甚大ぢゃねーかと同情したくなっちゃうかもしれないけど、ドライバー以外の下請けだの仕入れ先だのを徹底的に泣かせて、最後の切り札「人件費」で「損」を吸収してるに違いないのだ。
ヒトはそれを企業努力という。
正社員ですら不当に不遇な目にあっているとしたら会社は一体誰のモノ?って思っちゃうよね。
まぁ、日本には「苦しいときはみんなで乗り切る」という美しい伝統もあるからなかなか真実は見えてこないんだけどね。
トリクル・ダウン理論というのがあって、弱者救済などという政策をいちいち考えなくても「上」を活性化させれば「下々」にもおこぼれがあるという考え方がある。
上というのは富裕層ってことらしい。
…でも
「損は下に押し付けて利益は上が総取り」
という経済システムが小泉純一郎の時代にほぼ完成してしまったので出口はないようだ。
こないだワールドビジネス・サテライトを見ていたら、原油価格の高騰が日本経済へ与えた影響について、日本が産油国に対して丁度GDP4%分の「原油税」を払わされているような状態と解説していた。
結局のところ、このGDP4%分の「原油税」ってのはおれたち貧乏人がみんなして払わされているのだよ。
「そもそも輸送コストが上がるわけだから全ての製品が無関係ではない」
なんていっちゃってるけど、それってなんかヘンぢゃないか?
だってニュース番組で最近よく運ちゃんにインタビューしてるけど
「もうやってけない、廃業するかも」みたいな極端な悲鳴も珍しくなくなった。
…このおっちゃんのコトバからすれば、燃料の値上げ分は下請けドライバーのみなさんががまるかぶりってことぢゃねーか。だったら企業にとって物流コストは影響ねーことになる。
あと、これは前々からヘンだと思ってたんだけど「スーパーの激安セールのヒミツ」みたいな番組で、セール品について
「この商品では全く利益は出ませんが、これが呼び水となって他の商品で…」
みたいなことを言ってるクソ店長。
おいらの知る範囲ではスーパーとか百貨店のセール品の値下げ分ってだいたいはメーカーや問屋が丸かぶりなのだ。
どういうことかというと
「今度セールやるんだけどオタクもなんかタマない?」
とか
「●●を協賛品として出してくれ」みたいなことを問屋やメーカーに対していっちゃうのだ。
だから店が自分で余らした在庫以外は店が損するなんてことはありえねーのさ。さらにはそういう、店が勝手にしくじった分の在庫も食品だったらまだいいけど衣料とか賞味期限のないようなものだとメーカーや問屋へ返品しやがるなんて場合すらあるのだ。
百貨店の場合はハナっから委託販売なんて契約だったりすることもある。レンタルスペースかよっ!ってつっこみたくなるがバカバイヤーがいたり売り場づくりの彩り要因にされる場合もあるので現実はレンタルスペース以下なのだ(笑)。
さて、こう書くと物流ではドライバーに泣いて貰うことでリスクを回避したメーカーもこういうところでは逆に被害甚大ぢゃねーかと同情したくなっちゃうかもしれないけど、ドライバー以外の下請けだの仕入れ先だのを徹底的に泣かせて、最後の切り札「人件費」で「損」を吸収してるに違いないのだ。
ヒトはそれを企業努力という。
正社員ですら不当に不遇な目にあっているとしたら会社は一体誰のモノ?って思っちゃうよね。
まぁ、日本には「苦しいときはみんなで乗り切る」という美しい伝統もあるからなかなか真実は見えてこないんだけどね。
トリクル・ダウン理論というのがあって、弱者救済などという政策をいちいち考えなくても「上」を活性化させれば「下々」にもおこぼれがあるという考え方がある。
上というのは富裕層ってことらしい。
…でも
「損は下に押し付けて利益は上が総取り」
という経済システムが小泉純一郎の時代にほぼ完成してしまったので出口はないようだ。
こないだワールドビジネス・サテライトを見ていたら、原油価格の高騰が日本経済へ与えた影響について、日本が産油国に対して丁度GDP4%分の「原油税」を払わされているような状態と解説していた。
結局のところ、このGDP4%分の「原油税」ってのはおれたち貧乏人がみんなして払わされているのだよ。
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