偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

表現の女王・中野由加里

2008年06月04日 01時40分18秒 | ◎ツッコミ思案neo
 偽りのヒーローやヒロインの話題ばっかりではアレなのでここでいい話もひとつ。
 「ジャンクスポーツ」でバカ全開だった宮崎大輔と違って中野由加里は好感度急上昇だった。
なんと未だに全てのファンレターに返事を書いているのだとか。
初心忘るべからずという親の教えを守っているのだそうだ。

最近は日本の選手もずいぶんとグッドルッキングになって大技も繰り出すようになってきたけど表現力となると別のハナシだ。
中野選手はこないだの世界フィギアで4位だったけど「なんでメダルじゃないの?」という意見が巷には溢れていた。
 つまりそれだけ一般のファンを魅了したということだ。

 トリノで荒川静香がコンビネーションジャンプを回避して金メダルをとったことをアメリカの新聞が批判したとき、一方ではアメリカと日本のファンのレベルの違いという側面も取りざたされた(アメリカのファンのほうが目が肥えているということ)。
 ファンやスポーツマスコミのレベルが上がることもスポーツシーンの発展には不可欠ではあるけど、今の日本には誰が見ても魅了される中野由加里のようなパフォーマンスがあってもいいぢゃないか。

 で、ポップなドーナツスピンもいいけれど、彼女にはもう一つ武器がある。
 それはあの笑顔。

 スロー・リプレーを見ているとけっこう激しい動きの時も笑顔を絶やさない。
あの笑顔率の高い演技は本番とスローで二度楽しめる。
魅了というよりオーディエンスをハッピーな気分にするパフォーマンス。

村主章枝とは違ったタイプの表現者としてこれからの日本のフィギアの黄金時代の一角を担ってほしい。

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