がんばれ!ベアーズ 1976~2005
It's time for some 'Bad News'
The Bears make their comeback, 29 years later
ネタを探すのがめんどうくさくって(…っていうかブログ自体もひと月以上休止してたりもしたが)なかなか新投稿のなかったMLB見出しでポンシリーズ、久しぶりの更新。
といっても野球そのもののネタぢゃなかったりする。「Fever Pitch」をとりあげた回に続いて、映画ネタ。もちろんMLBコムの記事からだから野球映画。
さて
「悪いニュースの時間です」とはなんぞや
その下の小見出しに
ベアーズが29年ぶりに復活!!とある
なーんと
あの「がんばれ!ベアーズ」のリメイク版公開のニュースだったのだ…
といっても若いヒトたちにはピンとこないか…。
さっきもいったようにMLBコムで紹介するんだから当然のように野球モノなんだけど
スポ根ならぬスポコメってやつだ
Bad Newsというのは「がんばれ!ベアーズ」の原題「Bad News Bears(評判ワルいベアーズ)」にひっかけているのだ。
「Fever Pitch」もそうだったけど、またリメイクかよ…ってのはある
エンタメ界は全世界的にネタ不足なんだろう
でもさっき言ったように懐かしさもあるし、スポーツものは好きなので期待感や興味はある
日本公開時にはテレビで過去の3部作を放映してくれるかもしれないしね
そう
オリジナル版「がんばれ!ベアーズ(Bad News Bears)」は当時大ヒットを記録し
「がんばれ!ベアーズ特訓中(Bad News Bears Breaking Training)」
「がんばれ!ベアーズ大旋風」(Bad News Bears Go to Japan)
と続編が作られ、さらにはテレビシリーズまで製作されたほどの人気シリーズだったのだ。
第一作目は1976年の作品だったけど、同じころにやはり第一作が公開された「スターウォーズ」(1977年)が今年完結するというのもなにか不思議なシンクロを感じる。
さて、今並べたタイトルを見てお気づきのことと思うけど3作目は日本が舞台。
なんで邦題をズバリそのままでキャッチーな「日本に行く」にしなかったのか不思議だが、人気シリーズということで強気に出たのかもしれない。
これにはなんとあのアントニオ猪木や萩ちゃんこと萩本欽一氏が本人の役で出ている。
日米決戦のシーンは川崎球場なのでオールドプロ野球ファンもビデオ屋に急げ!(笑)
「オーシャンズ12」の次作も日本かもって舞台だってハナシだけど、007シリーズとか、むかしから映画では日本はチョコチョコとネタにされるのだ。
困ったときのリメイク
困ったときの動物&子供
困ったときの日本???
そういえばこのシリーズにはケリーという中学生のくせにハーレーを乗り回すというムチャクチャな設定のワルガキが出てくるんだけど、同じくスポーツカーを乗り回していた「巨人の星」の花形満をパクったのだろうか?(笑)
そうだ、もうひとつ困ったときの「スポーツ」ってのもあるね
某少年漫画雑誌も困ったときには「試合形式」になる(笑)
“勝ち負け”を要素のひとつにしとけばハナシを組みやすいんだろうね
ってことはこの作品はリメイクと子供とスポーツと3つも揃ってるからヒットしなきゃ詐欺だ…って誰が?
さて記事に話をもどそう
In the summer of 1976, Academy Award winners Walter Matthau and Tatum O'Neal starred in "The Bad News Bears," the story of a drunken pool cleaner named Morris Buttermaker who turns a Little League team of misfits into winners and finds a little more meaning in his life.
(1976年夏、アカデミー賞俳優のウォルター・マッソーとテータム・オニールが「がんばれ!ベアーズ」に出演した。酔いどれのプール清掃員モリス・バターメイカーがリトルリーグのダメチームを勝利に導き、自分自身も人生を生きる意味を見いだしていくという物語だ。)
缶ビールを片時も離さない野球選手崩れの酔っぱらいが、金のためにリトルリーグのダメチームのコーチを引き受けるってハナシなんだけど、助っ人として連れてくるピッチャーがなんとアマンダという女の子。それを演じたのが当時天才子役の呼び声も高かったテータム・オニールだった。
そう
“winners”と複数型になっているのは決して誤植ぢゃないんだ。
実は当時まだ12歳の若のさであったテータムのほうも、すでに前作の「ペーパームーン」でアカデミー助演女優賞を受賞していたのだ。そのときなんと9歳!
そうだ
ここでもうひとつ映画の成功を後押しする条件がアタマに浮かんだぞ。
それは“旬なアイテム(キャラ)”
日本のニュースでも取り上げられていたので見た人もいるかと思うが、今年5月に米リトルリーグでなんと11歳の女の子Katie Brownellちゃんがが完全試合をやってのけた。ケイティーはちょうどアマンダと同じ年の頃。
↓ニューヨークタイムスの記事
"She's very bashful, but very talented," said Jeff Sage, a Rochester firefighter and the manager of Katie's team, the Dodgers. Her pitching on Saturday mowed down the opposing Yankees in an 11-0 shutout before a stunned crowd of about 100 parents and friends in the bleachers of the Oakfield Town Park.
(「彼女はとてもシャイだけど、とても才能があるんだ」と彼女のチームドジャースの監督である消防士のJeff Sageさん。彼女は対戦相手のヤンキースをバッタバッタとなぎ倒し、11-0の完封劇でオークフィールドのスタンドの100組もの父母や友達を絶句させた。)
相手チームの名前「ヤンキース」は奇しくもベアーズのライバルと同じチーム名。
でも、この現実の女の子が起こしたドラマはそれだけぢゃ終わらないのさ。
↓AP配信の記事
Twelve-year-old Katie Brownell had never visited baseball's Mecca until Thursday. Now at least her name will never leave.
そう、彼女のユニフォームがこの7月に野球殿堂入りしたのだ!
やっぱり、現実にこういうことがおこると説得力というものが変わってくる。
「女の子がピッチャー?映画は夢があっていいねぇ」という既成概念がそこから一変してしまうのだ
リメイクなんていうと軽くみられがちなマイナスの面もあるが、ケイティーちゃんのおかげでこの2005年版はオリジナル版にはなかった強力な追い風を手に入れたといえる。
前にも書いたけど、スポーツ映画っていうのは題材になると不思議と現実の世界で何かがおこる。「Fever Pitch」だってRed Soxが86年ぶりに呪いから解き放たれ優勝しちゃったしね。まさか優勝すると思わなかったからエンディング変更したらしい(笑)
なんかこのケイティーちゃんも前作のテータム・オニールにどことなく似てなくもみえない???
(ところで“メッカ”という表現は日本のマスコミでは自主規制?してしまった表現らしいが、アメリカではフツーに使われているんだね…)
と久しぶりgoo名物10000字制限にひっかかってしまったので後半は分けて投稿します
(リンクをつけすぎた…(笑))
以下は後編←
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私は、まだ前作は見たことが無いのですが、これを機に見てみようと思っています♪
こちらからもTBさせていただきますね♪
旧ベアーズは映画公開を見据えてなんでしょうけどボックスセットが発売されたみたいですね。
テレビ・シリーズも某ケーブル系で春ごろ一挙放送したみたいです。