JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

S-013 RBV LEAF LAKRISAL 25g

2006-03-14 10:57:49 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
LAKRISALという商品名からも察しがつくように、フィンランド語いうとLAKRITSISALMIAKKIをつなぎ合わせた造語である。
生産国は、リコリス(米:RICORICE)の本場オランダの製品である。オランダ語では、リコリスを「ZOETHOUT」というらしい。

RBV LEAFという企業は、オランダを本拠にしているが、国際的な企業らしくLEAFというブランドは各国で見受ける。
この製品がサルミアッキとラクリツィのどちらに別れるかというと、これはサルミアッキに属する。それは、食品成分に塩化アンモニウムが含まれているからだ。
ドイツ語や北ゲルマン語(例:スウェーデン)で SALMIAK という語を辞書で引くと、塩化アンモニウムと出てくる。本来は塩化アンモニウムを指す言葉なのである。

中身はというと、直径は1円玉ほど、厚さは5mm。他のサルミアッキとの徹底的な違いは黒くないのである。黒いことがサルミアッキの条件ではなく、塩化アンモニウム含有がその条件だと言うことである。



見た目は、トローチのように粉末を固めて作った感じ。
味わいとしては、サルミアッキの条件である塩気はあるが、アンモニア臭さは感じない。そして、ラクリツィの風味は他のものと違う。
この味は、かつてイタリアのお土産としてお裾分けしてもらった「LIQUIRIZIA」に似ている。
その実体はリコリスそのものである。日本語でいうと「甘草」
枝かと思えるがどうやら「根っこ」らしい。それがタバコほどの長さに切られ、箱に入っている。

その根っこを噛むのであるが、表皮は甘く、リコリス独特の風味が感じられるが、噛んでゆくにつれて芯の部分の苦みが強くなってくる。噛んで味わうだけで、食べはしない。
味わう姿は、まるで山椒の楊枝をくわえている感じだ。

昨年の夏、あるつながりでフィンランドから来た学生の一日東京見物につき合った時、お土産にもらったのがこれとの出会いの始まりである。他と一線を隠す風味であるが、これはこれなりにいいかなと思える一品である。

トミくんKIITOS!

※注意事項としては湿気に弱く、知らないうちに柔らかくなり、ボロボロと崩れてしまうので、冷蔵庫などで保管することをおすすめする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

S-012 Fazer SUPER SAKMIAKKI 80g

2006-02-19 21:19:52 | 今日の一品(サルミアッキ)

久々に、当ブログの大命題であるサルミアッキのご紹介である。

日本ではGEISHAチョコレートやミント・チョコレートでおなじみのFazer社のサルミアッキである。
以前、当ブログでご紹介した小箱入りの FAZER SUPER SALMIAKKI 40g の袋詰め版と言えるが、直径は20mm、ちょうど1円玉ほどの大きさ、厚さは5mmほどである。箱入り版の2倍くらいの大きさがある。
菓子の分類でいうと pastilli(英:drop、lozenge)に属するようだが、日本人にとっては「グミ」というカテゴリーに入れたほうが理解しやすい。

味は、基本的に箱入りのものと大きな違いはない。
伝統的なサルミアッキの風味(甘草エキス+塩化アンモニウム)にミントの風味が加わった味わいで、私のお気に入りの一つだ。

サルミアッキやラクリツィは、日本では販売されることはまず無いので、入手したい場合は Finnish Food Network などのネット通販サイト(英語画面でオーダー可)を利用するといいだろう。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

S-011 Leaf JENKKI® Salmiakki 30g

2006-01-14 18:27:09 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
SALMIAKKI風味のチューインガムの登場である。
もう少し正確な記述を試みると、Leaf Pure JENKKI® Fresh XYLITOL Smile Salmiakki 30gである。
内容量によって何パターンかのパッケージが存在する。

以前ご紹介した『SISU』と同じトゥルクを本拠地とするLeaf社の製品である。
同社のチューインガムのブランドネームである『JENNKI』は、ヤンキー(語尾が上がらないほうのヤンキー)を意味する。
もちろんキシリトール入りである。

写真で見た通り、外見は普通のガムのように、白い糖衣で包まれている。まるで、サルミアッキらしくない。
しかし、一粒口に含み、噛み始めるとこれがサルミアッキ族(属)であることが分かる。
味、香り、まぎれもなくサルミアッキ族(属)の風味だ。そして、噛んでいるうちにこのガムの特徴が現れる。
鼻腔に息が抜ける時、ほのかにアンモニアのあの臭いを感じるのだ。それを他のサルミアッキよりも強く感じる。

はっきり言って『くせ者』である。外見に似合わず、かなりのサルミアッキ•パワーを秘めている。

これなら、普通のサルミアッキのほうが良いという意見も出そうだ。

これから先、“キシリトール•ガムは、いかが?”と勧められた時、あなたは黙って手を伸ばしますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

S-010 Apteekkarin Salmiakkipastilli ® 60g

2006-01-13 13:47:01 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
10品目のサルミアッキは、
『薬局で販売されているサルミアッキ』である。

メーカーは エスポーのOriola OY とある。調べてみると、医薬品メーカーのようだ。ではこれは薬なのかいうと、日本でいう『医薬部外品』に当たるようで、処方箋なしで購入が可能だ。お土産に下さった、ひろこさんに感謝!! 感謝!!

これは、通常のグミタイプではなくキャンディータイプ(飴)であり、のど飴として彼の地では人々に貢献している。
サルミアッキの成分である塩化アンモニウムには去痰作用と殺菌作用がある。

ちょっと脱線するが、フィンランドのTV局 NELONEN の4VIDEOTというインターネットTVサービスでは、このサイトを開くと YLIOPISTON APTEEKKI (大学堂薬局??)のCMがいきなり流れ始める。

そのお味は?というと、
他のサルミアッキと比べるといくぶんマイルドな味わいで、“サルミアッキはどうも...”という方でも口にされる方が多い。いわば、エントリーアイテムとでも言うべきか。

ただ、他のフィンランド製品にも言えることであるが、包装材料が日本の環境には合わないらしく、封を切らなくても湿気や温度によって、飴が自然にくっ付き合ってしまう。
例外なく、上の写真でも飴がくっ付き合ってしまっている。

買いだめをしよう思う場合は、袋ごとフリーンジング•バッグに小分けして、冷凍庫や冷蔵庫での保存をお勧めする。


【Ainekset】
sokeri, tärkkelyssiirappi, luontaiset aromit ( lakritsiuute, anis ), salmiakki, väri ( lääkehiili )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

S-009 Haganol Perinteinen SALMIAKKI 15g

2006-01-09 22:16:18 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
前日に続いてご紹介する一品は、2006年初のサルミアッキ。
3本の大きなジャンプ台で有名なラハチ(Lahti)の HAGANOL社の一品である。MikiさんKiitos!

Perinteinen とは芬語で伝統的な(Traditional)という意である。
その味わいは、サルミアッキの基本を踏襲しているというべきか。

他のサルミアッキと比べると、若干舌触りがザラザラする感じだが、これが昔気質の製法に基づく故なのかは、わからない。

様々な要素を取り入れた今時のサルミアッキと比べると、控えめな風味付けではあるが、好感が持てる一品である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする