JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

S-006 KOSKENKORVA SALMIAKKI 50cl

2005-12-11 15:10:14 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
これは、異色中の異色の存在。でも、その割にフィンランド•ヲタの間では周知の存在。
 
コスケンコルヴァ(ウォッカのブランド名)のサルミアッキ味である。
写真は飲みかけの状態であともう少ししかない。容量は50cl(センチリットル)つまり500CC。日本では用いない容量単位だがフィンランドへ行くとよく見かける単位だ。
 
アルコール度数は32度とウォッカにしては低めだ。しかし、瓶の中の液体は真っ黒け!
味わいも強烈だ!
甘くて、しょっぱくて、強烈な香り!
でも飲むと癖にはなるが、一度に沢山飲めるものではない。
思い出したようにちびちび飲むのが、私のスタイルだ!
 
長期に保存する場合は、注意が必要である。というのも、中の黒い液体は微小な粒子でできているようで、しばらく置きっ放しにしておくと、底に沈み、瓶に付着しはじめる。
 
この美酒を所蔵しているご諸兄、時々瓶を振っておくことをお忘れなく。


サルミアッキ、ラクリツィ(リコリス)あれこれ その3

2005-12-10 10:52:58 | コラム
サルミアッキとラクリツィの共通点は何であろうか?
 
 ●両者とも黒もしくは黒っぽい色をしている。
 ●その成分に甘草を含んでいる。

サルミアッキとラクリツィとの違いは何であろうか?
 
 ●サルミアッキは塩気を含んでいる。
 ●ラクリツィは、甘い味付けのものが多い。
 ●サルミアッキは、基本的には噛まずに舐めるものである。
 ●ラクリツィは、基本的にムシャムシャ食べるものである。
 
以上は私見であるが、ご意見のある方はコメントを寄せて頂きたい。

サルミアッキ、ラクリツィ(リコリス)あれこれ その2

2005-12-09 19:33:55 | コラム
リコリス(LIQUORRICE)は前述のように甘草を意味する。
甘草自体については全薬工業株式会社のサイトをご覧いただくと良い。
古来から人類に頼られた薬草であることがわかるだろう。
話を本題に戻そう。ヨーロッパでは、これを原料としてお菓子を作ってきたのである。日々摂取しやすい、お菓子の形を借りた健康維持食品というべき存在なのだ。

サルミアッキ、ラクリツィ(リコリス)あれこれ その1

2005-12-08 22:30:44 | コラム
このブログを通じて紹介しようとしているのは、サルミアッキとラクリツィ(リコリス)というヨーロッパを中心に愛されているお菓子である。
SALAMIAKKIはフィンランド語で、ドイツ語、スウェーデン語ではSALMIAKと書く。
SALMIAKKIを芬英辞典で引いてみるとsalted liquoriceとある。
saltedは塩漬け、liquoriceは漢方薬でいう甘草を表す。
つまり『塩蔵甘草』となる。一方SALMIAKを瑞英(swedish engilish)辞典で引いてみるとsal anmoniacとあり、和訳すると塩化アンモニウムなる。独和辞典でも同じ結果が出た。これは、薬品として扱われてきたものである。
ちなみに、長崎大学薬学部のサイトにかのシーボルト先生が日本に訪れた際に持ち込んだの薬品のリストにサルアムモニヤク(デイ砂)の記述が見受けられる。
これが今現在のSALMIAKKIとどう関係するのか、これから解明して行きたい。

S-005 LEAF Sisu SALMIAKKI 36g

2005-12-07 22:30:01 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
トゥルクを本拠地とするLEAF社のサルミアッキ。
LEAF社は、JENKKIブランドでチューインガムも発売している。
ちなみにJENKKI(イェンッキと読む)とは、フィンランド語で「ヤンキー」を表す語で、アメリカ人=ガムというイメージであろうか。
箱に書いてある文字がカリグラフィーなどで使われる書体なので、パッと見では『ギフ』と読めてしまい、よく“ギフ、ギフ”と呼ばれているが、正しくはsisu(シス)と読む。
sisuとは、的確な訳語ではないかもしれないが、よく『フィンランド魂』などと言われている。忍耐強く、困難に打ち勝つことのできるフィンランド人の性格を表す言葉だそうである。
詳しくは、他のサイト等で調べていただきたい。
 
さて、本題に戻ろうとしよう。
形状は、●形で真っ黒。FAZERの製品と比べると香りの強い成分が多く、その分ヘビーな味わいである。
この製品もスーパーでよく見かける類いで、同様な製品で緑の箱、オレンジ色の箱のものがあり、フレーバーに違いがある。パッケージに工夫があり、蓋に軽くロックが掛かるようになっているところが好きだ。