さるやは行く!!!!

さるやは行く!!!つづき・・・。

削れ行く山へ。(利尻山)

2021-07-29 17:04:52 | お山

山登りをされ、百名山を目指すもしくは、既に完登されてらっしゃる方々は

ご存じの「利尻山」

写真の花はその筋では有名な「りしりひなげし」でございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さるやは今回

主水さんが登っていない百名山をひとつプレゼントしようと

なぜか・・・利尻山へ行きました。

どうして?と 問われたら

「 4連休に直前に気がついて 行けそうなのは 利尻しかなかった」

と、お答えします。

宮の浦でも良いのですが、準備が間に合わないと思いました。

 

 

 

さるやは いつも ・・・ 地図を見ては・・・

 

 

行けるかも・・・と

 

 

もしかしたら・・・ CT で行けるかも (・∀・) と

 

 

 

勘違い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この度は それが とても・・・酷いことに・・・。

事の始まりは 新型コロナのワクチン接種。

住んでいる地域は かなり早くから接種が出来て

主水さん さるや 共に 2回目の接種は完了。

 

しかし・・・しかしです・・・・

 

 

 

さるやの副反応は 発熱でもなく 倦怠感でもなく ・・・

 

 

 

 

 

酷い 筋肉痛!!!!!!で

 

 

 

 

 

打った腕から始まって

 

 

 

反対側の腕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

股関節

 

 

 

 

 

 

太もも

 

 

 

 

 

・・・ と 広がり 未だに 痛みは 継続中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのせいにしたいのですが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いえ たぶん そのせいで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いつもに増しての ドン ドン 鈍足 炸裂 

 登りは なんとか 7時間。 

 下りは 酷き 8時間。 (T-T)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お宿は 3連泊が取れず

一泊目は 「 旅館 なりた 」

二三泊目は 「 旅館 田中やひなげし館 」

 

両館共に御世話になりました。 礼

 

 

7月22日に 羽田⇒千歳⇒利尻 と 飛行機で北海道入り。

空港には 「なりた」 さんが BMW で お迎えに来てくださいました。

とっても気さくで 話しやすく 親切。

BMWは 中古だそうです。 (◎_◎;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なりたさんは お食事が豪華。

とっても美味しい。

この時期 利尻は 猛暑で、なりたさんにはクーラーが無いのが・・・ですが

冷風扇がありましたので、主水さんはぐーぐー。

さるやは翌日の出発に向けて 緊張で一睡もできずでした。

 

 

 

 

 

 

鈍足を自負するさるやご一行様が

裏技で 午前3時半に登山口へ。

 

 

 

利尻は 午前4時には夜明けますが

この時は ヘッデンをつけて。

すぐに夜明けとなりましたけど・・・。 

さて・・・

鈍足ながら 少しずつ まずは 長官山へ どっこいしょ。

そうそう 水は主水さんが 2.5L さるやが3.5L

そのうち さるやの分の1L を主水さんが担いでくれました。

 

今回 写真はほとんどありません。

 

鈍足が写真を撮ると とんでもないことになるので

禁止 されておりました。

 

 

 

 

 

長官山までは 4時間。

午前7時半には 着きました。

さるやにしては 順調じゃん!

写真なんか 撮ったことのない 主水さんが

珍しく 一緒に写真を撮ろうというので

記念写真を 撮りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

撮ってたことがばれると怒られそうなのですが

これは 山頂の写真。

本当に ざくざくで

少なくとも 長官山往復は この 富士山にもありそうな

ざっくざくの すかすか石で とても 歩きにくいです。

山頂には 午前10時半。

さるやにしては 上出来でした。

しかし・・・ 嫌な予感がしておりました。

登ってきた登山道を振り返り・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   帰れる気が ・・・・ しない ・・・・・ (´д`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂をそこそこにして

早速 下山を開始。

主水さんは ??? 

こんな時間ですから 午後3時には いくらなんで 下山できるっしょ!と

思っていたようで・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    さるやを甘くみすぎです   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 登りで禁止されていた 写真も

 下りでは 少しだけ解禁。

 りしりひなげしを 撮ることができました。

 登山道の脇に 一株だけ 咲き残っていてくれたやつ。

 どっかのガイドさんが 教えてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ひたすら 下りて 倒れて おりて 倒れて・・・・

 それからは 下山時にふたりで 3Lはあった水も

 底をつき

 倒れているさるやに 優しい 登山者が数名 水やポカリを恵んでくれて

 主水さんは 半分以上 さるやのもらった水分を 自分で飲んでしまい・・

 それでも さるやの鈍足に 水が足りなくなった主水さんは

 6合目付近で 

 「 このままじゃ 俺が死んでしまうから 先に下りて 甘露泉水のところで待ってる 」 と

 とっとと 先に下りて行きました。

 

 ・・・ さるやは死んでもええんか?・・・

 

 甘露泉水はとっても美味しいお水です。

 ここで ふたりで死んでも意味がないので

 行ってもらいました。

 ( 本来なら ひとでなし (-_-;) の ばかやろう!!! 

           男として 夫としてどうなんだ!!!)・・というようなことは

           初めから期待していない・・・・

 

 

 

 ばいばい・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ひとりになったさるやは

 倒れていました。

 特に 5合目。

 後からきた登山者は 皆 「 大丈夫ですか? 」 と

 心配しては 水も 飴も ポカリも 恵んでくれて

 「 ゆっくり ご一緒に 下山しませんか? 」 とまで

 言ってくださる方もいらして

 そのお声掛けのおかげさまで

 がんばることができました。

 その若きご夫婦は

 下山時にも 「 よく頑張りましたね」 と

 涙の出るような言葉を掛けてくださって

 さるやは 本当に 救われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たぶん・・・

この記事を読んでいただいている方々は

「 主水 薄情じゃねーか!! 」

「 死んだら どうすんだよ!!」と

思って下さっていることと思います。

 

さるやはこう思っています。

 

 

「 きっと主水さんの方が 大変で 死にそうだったんだ 」

 

 

 

ヲイラは 案外と へろへろで

歩けなくなっていても

いざとなったら 要救しちゃおうって 思ってました。

主水さんのプライドは それを許さず

一緒に居たくないところだったのでしょう。

 

とはいえ

 

 

 

要救したら

 

同行者は??? と 聞かれるのではないかと思いますけど・・・。(笑

 

 

 

 

山中においてきぼり・・な 話を 友人にしましたら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直ちに 離婚しろ!!!! そんな男!!! と 言われております。

 

 

 

 

 

 

 

無事でしたので

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それに こんなことには 慣れております。

 

 

 

 

 

 

 

頼りにしようとは思っておりませんし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9合目から6合目までは ザックも持ってくれましたし・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

強く 生きる さるや ・・・ です。

 

 

 

 

途中までは さるやを 下山させられると 思っていた主水さんでした。

 

 

 

 

 

午後6時半。

 

 

 

 

 

 

 

 

利尻の日暮れは午後7時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか・・・夕食にも間に合って

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さるやは 今日も・・・生きてます。   (^_^)v

 

 

 

 

 

利尻は さるやの登ってよい山では なかったかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもね・・・楽しかったよ・・・

 

主水さんに またひとつ百名山もプレゼントできたしね。



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