さるやは行く!!!!

さるやは行く!!!つづき・・・。

六弥勒までの女(高妻山)

2020-09-24 10:29:46 | お山

 高妻山は CT往復約9時間。これは 普通に歩ける人のCT.

高齢者向けには 11時間程度が設定されている時間の掛かるお山です。

六弥勒まではルートがふたつ。

通常ルートは 一不動、二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵、六弥勒、七薬師、八観音、

九勢至、十阿弥陀・・と登るコース。

地図の左側にあるルート。

近年 ショートカットの意図で六弥勒にいっきに上がれる 弥勒尾根ルートが人気です。

これで1時間短縮・・・できる・・・予定のさるや隊。

弥勒尾根ルートを勿論選択しての 登山開始。

いずれにしても できれば 前日 登山口の確認はした方がBEST!

キャンプ場と牧場が併設されておりますゆえ

迷いやすくもあります。

目安と致しましては キャンプ場ではなく

牧場へ行こう!です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それでも 鈍足な!しかし! 運転だけは水を得た魚 (^_^)v の 女房のために

 出発は 午前4時に設定したのです。

 いくらなんでも どんな鈍足でも

 CT14時間 つまり 午後6時には下りてこられる・・・だろう・・・。

 まさに 希望的観測。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回 初登場のベストを着込んで

 うんうん・・・フリースっぽいやつは持ってるけど

 妙に汗だくになりやすいさるやには

 汗冷えが心配で

 先日モンベルショップへ行った折

 雨、汗、洗濯に強い この おしゃれ観 ゼロの 実用性重視ベストを

 勧められるままに購入。

 化学繊維の中綿仕様。

 いまこそ! と 着用。

 ずんずこ ずんずこ 弥勒尾根を ほぼ 快調に

 時には ・・・・

 

 

 

 「 もう ここから 引き返したい 」

 「 駄目なら 主水さんひとりで 登頂してね 」

 

 

 などど 言いながら

 

 主水さんは

 

 「 折角だから 六弥勒までは行こうよ 」 とか

 

 「 大丈夫 行けると 思うよ 」 とか

 

 

 戯けたことを おっしゃり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なにせ・・・弥勒尾根・・・急坂。

 時間が掛からないのはいいけど

 なんとか 六弥勒に着いたころには

 そりゃ CTは地図プラス30分くらいで登れましたけど・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すでに

 か弱い・・・いえいえ・・・か細いならばまだよいのですが・・・か弱太いさるやの

 大根足は 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 限界を迎えておりました。

 

 限界・・・いらっしゃいませ。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

六弥勒で 休憩を取ったさるや隊。

歩けるかな・・と、七薬師方面へ向かい

まずは 下り。

そして・・・あれ?????

あれれれれ・????????

その先の登りがあああああああああああ

 

 

 

 

 もう 限界で 登れない。

 

 

 膝が 笑う  という 例えがありますが

 

 膝が笑う以前に

 

 

 さるやは 自分を 笑いました。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう ・・ そうなのです。

 

 

 

 さるやは ここ 六弥勒にて 主水さんに 別れを告げ

 こう 決め事を 致しました。

 

 

 「 ここで 待ってる。

   もし 寒くて どうしても 待っていられないようなら

   この 弥勒尾根を ひとりで 下りてる 」

 

 

 主水さんは 数秒考えていましたが

 

 

 

 「 分かった 俺だけ行ってくる 」 と 言い残して

 

 七薬師へ 消えて行きました。

 

 

 私は 知っていました。

 

 

 弥勒尾根も確かに 急坂で大変だけど

 

 

 

 この先に待つ

 上り下りの方が 何倍も 大変だということを・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 主水さんは 下調べをしません。

 山に新鮮に登るため。

 さるやは 慎重で 臆病なので

 下調べだらけの女です。

 そのため 六弥勒から山頂までの 行程を

 何回も リサーチしておりました。

 そして ここで 足が上がらないようでは

 とても山頂までは 行けない・・・ことを・・知っていました。

 

 

 結果 主水さんは その先 CT3時間半の道のりを

 

 無事に 成し遂げ 六弥勒へ 戻ってきてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて・・・・

六弥勒で 待つ 女のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さるやは 潔く 六弥勒で 3時間半 待って居たわけですが・・・

 とても 楽しいこと ばかりでした。

 

 主水さんが 弥勒尾根で 抜きつぬかれつした ご夫婦に

 「 だいぶ 冷えてきましたけど 奥さん 低体温症 大丈夫でしょうか 」

 と 声を掛けて頂いたそうで

 主水さんはこう答えております。

 「 彼女は 危機管理能力は高いので ご心配には 及びません」

 

 そうか 主水さんは さるやのことを そう 思っていたんだね。

 

 確かに かっぱ ダウン 万が一には ライター。 エマージェンシーシート2枚。

 などなど 気がつけば 停滞の寒さをしのぐものは たくさん 持っておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一番 楽しかったのは

 

 3時間半の間に 六弥勒を通り過ぎていった たくさん 

 たぶん 120~150組程度の登山者ウオッチ。

 

 いろいろな 人が 一不動からそして弥勒尾根から上がっては

 高妻山へ 登って行きました。

 

 

 「 折角ここまできたんだから 僕と一緒に登りましょう 」と親切な 

 紳士もいらしたり

 下山に使う弥勒尾根は どこか探す人に 「 ここだよ」と

 教えたり。

 弥勒尾根はどんな感じか 教えたり。

 

 今まで登った山の話をするご婦人と話したり・・・。

 

 

 

 山頂へは行けなかったけれど

 

 本当に楽しい 山行が できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回 

 ベストは 中綿のものを使い

 正解でした。

 弥勒尾根を登る際に

 もう 背中は びっしょびしょ。

 そのまま 3時間半居たら

 冷え冷えだったと思います。

 化学繊維の綿の入った ベストは

 汗抜けもよく

 乾きも早く

 大変 重宝したしましたので・・・

 

 

 下山後 

 リバーシブルのこいつを購入した次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワイルドワンでは 10,000円毎に1,000円引きのセール中。

 少しお安く買いました。

 今度はどこへ????行こうかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 追伸

 主水さんは コーヒー好き。

 以前 逸品かなにかで紹介されていた 戸隠竹細工のコーヒードリッパー。

 たまたま 今回 売っていたので 購入。

 お誕生日が近いので お誕生日プレゼントに

 百名山 高妻山と コーヒードリッパーを ふぉ=ゆ=。



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2 コメント

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Unknown (インレッド)
2020-10-05 17:36:05
さるやお姐さん、お久し振りでござんす!!。
お元気のようでなによりでございやす。破綻処理で人の情けの非情さや冷たさも味わったようでございやすが、辛いことをイッパイ味わいやした方は、その分人の情けを充分に解る方になるのでございやす。女の人が気味が悪くて、絶対に読まねぃ、つげ義春の全集をお持ちの方は、きっと男勝りの方と存じやす、それにしても、このご時世、昔からのブログ仲間もめっきり少なくなりやしたねぃ。sanae姐さんも、最近はマスクを作ったり野菜を作ったりと、昔とすっかり変り果て、寂しい限りでございやす、まあそう言うあっしも、女・子供の行けるような山ばかりになりやした、もう古ーい人間でござんしょうか。藤沢周平の三屋清左衛門じゃござんせんが、「日暮るるに まだ遠し」もう少し残照を楽しみていと思っておりやす。その後足の穴は塞がりやしたか??。女は余分に穴は要りやせん。大事にしてお山に行きなすってくらんせ。弥勒の女もようござんすが、やはり阿弥陀の女がようござんす。
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インレッドさま、コメントありがとうございます。 (さるや)
2020-10-06 17:33:45
爆笑です。
ここのところ那須で茶臼ばかり登り、百名山狙いの主水さんは本州で最後に残った高妻山をなんとかと切望いたしておった次第です。
しかし、さるやは登れる気がしませんでした。
初めから・・・。
登山口までは運転するからと、初めからそのつもりででも、もし、行けそうなら行ってみようと思ってはいました。
阿弥陀の女。(爆
そうなりたかったですね~。断念したのはまだ午前7時半。
ですが・・・ですが・・・そのとき・・・・
7薬師への登りで、膝がお腹のお肉にあたったのです。その瞬間・・・こころが・・・折れました。
そもそも、足が上がらないと思いましたが・・・お腹のおにくがあ~~~(´д`)
主水さんはそんなことは知らずに、でも、そこからはひとりで行ってくれました。
ひとり運転で、登山口までの運転、寝不足も響いたかもしれません。
足の治療はまだ半ばです。
なかなかウイルスも元気がいいです。
ぼちぼちのろのろ山登ります。
そして、のろのろ書いていきます。
よろしう~におたのもうします。
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