まる子の気ままなつぶやき

大好きな馬たちのことや日々の小さな出来事を気ままに書いてます。

写真を整理していて

2006-07-14 20:11:39 | 愛馬
今日も暑い暑い1日だった
普段、会社で仕事をしていると日中で歩くことがないから
こんなに昼間は暑いのか~と、驚いてしまった。

何だか溶けそうなくらい暑くて、梅雨明け前とは思えないね

今日は先日一緒に北海道へ行った伯母が来たので、
愛馬の写真をプレゼントした

私も愛馬の写真をアルバムに入れながら・・・
色々と思い出していた。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

ここからは愛馬のために書いたエッセイです

競馬を続けている中、ここ1年で私の見方に変化があった。
数年前から伯母が一口馬主を始め、愛馬という存在が出来たからだ。

伯母が最初に選んだ馬は、サンデーサイレンスを父に持つ牝馬だった。
「そんなに高額な馬を選んだの!」と大胆さに驚いた。

しかし桜花賞・オークスの舞台に立ってくれたら・・・と夢は
果てしなく広がっていった。

私はその馬を、母・スーアの名前を借りて「スーちゃん」と呼んでいた。
初めてスーちゃんと対面したのは、当歳の北海道だった。



サンデーサイレンス産駒らしい皮膚の薄い、410キロの華奢な
大人しい牝馬だった。
会ってしまうと愛着がさらに湧くもので、クラブのホームページが
更新されるたびに、順調に調教が進められていることに嬉しくなった。

年が明け本格的にデビューを目指す2歳になると名前も決まった。
母がイタリアで走っていたことから『ホリディインミラノ』と名づけられた。
競走馬名が決まると更に実感が湧く。

デビューは夏の函館か、札幌か、秋の東京か。
しかし入厩したのは秋も深まる11月だった。
やっとデビューが出来るかと思った矢先、飛節炎を発症して
振り出しに戻ってしまった。

今までは漠然と競馬を観ていたが、愛馬を通して順調にデビューすることの
難しさを痛感した。

ミラノは私が夢に描いていた桜花賞の頃、美浦トレセンに帰厩し、
遂に平成17年5月28日、東京競馬場でのデビューが決まった。

デビュー予定の週はソワソワして落ち着かない。
新聞の予想欄の印も気になる。大胆にも本命を打ってくれた記者には
感謝の気持ちでいっぱいになる。

当日は、五月晴れだった。
レースは東京5R・三歳未勝利戦・芝1800メートル、鞍上は勝浦騎手である。

逸る気持ちを抑えきれず、伯母との待ち合わせより早く到着した。
まずは単・複馬券と記念馬券を購入した。
名前が印字された馬券を見ると自然に顔がほころんでくる。

ミラノは1枠・1番、最初に姿を現すだろうから、写真が撮りやすい場所を
確保するために、早々とパドックの最前列に陣取った。

待つこと20分、周りがざわつき始める。
カメラを構えミラノの登場を待った。

出てきた!厩務員さんに牽かれたミラノが目の前に。
でも緊張で手が震えシャッターがなかなか押せない。
1年ぶりの再会、競走馬らしい締まった体に成長している。

やがて出走馬たちが揃い、周回らしくなる。
ひたすらミラノに視線を向けていると、競馬を経験した馬たちとの違いは
歴然だった。
見た目ではなく、気合乗りが違うのだ。
これから自分が何をするのかが全く分かっていない、ただ牽かれて大人しく
歩いているだけである。

「止まれ~!」の合図がかかり、ジョッキーが騎乗する。
数多くの名馬の背中で見た、憧れの社台の勝負服を着た騎手が
ミラノに騎乗する、夢のようだ。




地下馬道へ消えていく姿を見送りながら
「ミラノ!今日から競走馬としてのスタートだよ」と心の中で声をかけた。

急いで本馬場へ向かう。
ターフビジョンに大きくミラノが映し出され
「1枠1番、初出走、ホリディインミラノ」とアナウンスされる。
デビューまでの過程を思い起こすと感無量になる。

本馬場へ入っても誘導馬の後ろにいて、どうしたらいいのか分からない様子、
他馬が走り出すのを見てついて行く。
本当に大丈夫なのだろうか?
調教は積んでいても何もかも初めてだ、理解出来ていないのだろう。

いよいよデビュー戦のファンファーレが鳴る。
恐る恐るレースを観て、ただ無事に周って来てと祈るばかり。

スタートで出遅れたミラノは後ろを追走、長い府中の直線で
最後は弾けるように伸びてくればいい。
しかしそんなに甘くはなかった。
直線追い上げたものの、先頭から離され16頭中の10着に終わった。

その後函館へ転戦し、横山騎手騎乗で期待したが10着、12着と
負け続けた。
サンデーサイレンスの子供だからと期待を賭けすぎたのか・・・

札幌で4戦目が終わった後、悲しいことに肺出血を起こし
短い競争生活にピリオドを打った。
生涯戦績4戦0勝。

競馬を始めた頃から、強い馬ばかり注目して応援していた私だったが、
ミラノと出会ったことで、デビューまでの長く厳しい道のり、
それを乗り越えてデビュー出来たときの喜び、牧場や厩舎の方々の
努力や苦労、そして何よりも、未勝利戦で戦う馬たちの1勝への
重みを深く知った。

現在、ミラノは生まれ故郷の社台ファームで母親として
第2の馬生を過ごしている。
自分が果たせなかった夢は、子供へ繋ごう。


以上、ホリディインミラノについて書いたものです







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ため息が出ますね(^_^;)

2006-07-14 00:32:43 | 競馬
実は今日から4連休なんです

週2になった在宅の仕事に追われて・・・
日記もサボり気味になっているので、今頃書いてます

今週、何が驚いたかって
今頃話す私もどうかと思いますが・・・

NHKのニュースでも取り上げられたくらい凄い話ですよね。

セレクトセールで牝馬で6億円の価格がついた馬
私はてっきり購入者は、金子さんだと思いましたよ。

だってキングカメハメハとトゥザヴィクトリーは愛馬だったんですもんね。

そ~、考えるとやっぱりいい馬をお持ちですよね。

でも、これもやっぱり賭けみたいなもんですよね
順調にデビュー出来るか、価格に見合う走りをするかなんて。

新聞で書いてありましたけど、元を取るには・・
牝馬3冠以外に重賞も勝って、さらにエリザベス女王杯も勝ち、
暮れの有馬記念に出走して2着以内に入らないとダメらしいです

そんな・・・順調に使える牝馬、なかなかいませんよね

あのセレクトセールを見ていると、本当に世の中にはお金持ちの人が
多いんだなあ~って思うし、金銭感覚が可笑しくなりますね。

そして、水曜日にはジャパンダートダービーがありましたね
今年は混戦でしたが・・・
角居厩舎の連覇となりましたね

私的にはナイキアースワークに期待していたですが・・・
大井は適性の差も出るようですし、4着ならば負けすぎではないのかなっ。


6億円牝馬の父である、キングカメハメハです

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