【設定】セクションカラー・２

＜サポートスタッフの必要性＞
SWORD所属の『ブランディング・エージェント』等、恒常的に組織のバックアップを受けることが出来るチームとは異なり、大規模な活動を個人のチームが行う場合、その活動の維持にサポートチームの存在を欠かすことは不可避である。
仮に実働ミゼットのみで構成されたチームが長期・大規模の活動を行う場合、早期の段階で各種のメンテナンスや補給に支障が発生し、充分な活動維持が困難となるためである。
特に高い性能のミゼットやプレーンを擁するチームには複数のサポート要員の存在が必須となり、その規模・性能・特殊性が高くなるほどそれに携わる人員は多くなる傾向がある。
なお、各自の能力が細分化・専門化されている傾向の強い妖精型ミゼットに比較し、ベータミゼットやイプシロンミゼットには特にその役割に差異は生じない。そのため必ずしもベータミゼットが実働を担い、イプシロンミゼットがサポートに就くとは限らないが、総じて科学知識とメカニック開発能力に関してはイプシロンミゼットの方が長けているため彼らチームのサポート要員に就いている場合が多い。



サポートスタッフはその役職に応じて色により区別されている。各役職はそのチームの指揮権を持つ者(多くの場合チームリーダーのミゼットやパートナーとなる人間)によって統轄され、各セクションのチーフによって管理されている。
また記録上のセクションの他にもまだ未確認の特殊なセクションが存在するとも言われているが、その詳細は不明である。

【メインカテゴリー・セクション】
●ホワイトセクション…管制班。拠点施設の中枢機能を制御・管理し、指令業務を担当する。
●ブルーセクション…技術班。メカニック開発や研究業務を担当する。
●レッドセクション…保安班。施設内とその周辺の防災・救護を担当する。
●ブラックセクション…警備班。施設の警備、実働要員の警護・支援を担当する。
【サブカテゴリー・セクション】
●アイボリーセクション…通信班。ホワイトセクション管轄。通信と探知を専門とする。
●グレーセクション…観測班。ホワイトセクション管轄。特定対象の探査と観測を専門とする。
●パープルセクション…ホワイトセクション管轄。実働要員と連携し情報収集とその検証を専門とする。
●ブラウンセクション…整備班。ブルーセクション管轄。メカニックの整備・調整を専門とする。
●オーカーセクション…補給班。ブルーセクション管轄。施設及び稼働メカニックの維持を専門とする。ブラウンセクションと兼任されている場合もある。
●アンバーセクション…土木班。ブルーセクション管轄。施設の建設・修繕を専門とする。
●カーマインセクション…救護班。レッドセクション管轄。ミゼットおよびパートナーの人間に対する医療業務を専門とする。
●オレンジセクション…衛生班。レッドセクション管轄。ミゼットおよびパートナーの人間に対する衛生管理と医療研究を専門とする。
【特殊セクション】
●イエローセクション…特務管制班。特殊ミッションに携わり、それに関連するアドバイザー的役割を果たす。イエロー・イプシロンミゼットがその任に就いている。
●グリーンセクション…解析班。『D－ファイル』の解析作業とそれに関わる開発プランを立案する。グリーン・イプシロンミゼットがその任に就いている。

＜実働チームに対するサポートチームの比率＞
実働を受け持つミゼット１名につきサポートスタッフは平均２～３名を必要とする。この数値を下回ると活動耐久時間・メンテナンス精度が著しく低下し、最悪活動中のアクシデントにつながる場合もある。
また重要な任務を持つミゼットや大規模チーム、より高度なミッションに携わるチームの場合は更に多くのサポートスタッフを必要とし、１名のミゼットあたり10人以上のサポートスタッフを擁するチームもあると言われている。
見逃されがちであるが、パートナーである人間のエスコートや護衛もまた重要な任務の一つで、大規模なミゼットチームにはこれを主任務とした専門要員も存在するのである。