BOOTHにて通販を行っております『モノグラス普及型』のジョイントは本体のレジンにABS樹脂製の3㎜ピンを埋め込むことによる複合構造となっております。
このジョイントに用いられるABS棒は市販の商品を使用しており、これまでの経験上特に3㎜のABS棒の径サイズ(太さ)に僅かな誤差があることが確認されております。
その誤差は微々たるもので、恐らくは0.01~0.05㎜程であると考えられ、本来であればさして問題となるほどの差ではないと考えられますが、こと可動フィギュア…しかも手のひらサイズの小さなフィギュアの関節としては大きく影響してしまいます。
商品の成型に際しましては購入時より予めサイズのチェックを行った上で組み込んでおりますが、それでもレジン成型時のちょっとした環境の違い(気温・湿度…等)で微妙に緩さ、あるいは固さを感じる個体が発生する場合もあり、さすがにその段階での修正は付きかねます(念のため、それでもごくごく僅かな「誤差」なのです)。
そうした事情から已む無くジョイント径のサイズが合わないパーツがあった場合、その対策として比較的簡単な調整──アジャスト方法をご紹介したいと考えます。
先ずはジョイント径が「緩い」と感じる場合。
ジョイントのピン側に爪楊枝などを用いてピンの表面に木工用ボンドを薄く塗りつけます。
ボンドはたっぷりと塗りたくる必要はありません、薄皮一枚程度に浅く塗り広げれば十分です。
この方法の利点は何度でもやり直しが利く事。
木工用ボンドは乾けば指で剥ぎ落とすことが可能で、そのカスを取り除けばまた最初からやり直すことが可能です。
また逆にジョイントが「固い」と感じる場合。
多少は固くてもジョイント孔に差し込んでゆっくり丁寧に擦り合わせる事で次第にしっくり動く様になりますが、孔にピンが入らない程に誤差がある時はピン側を削ってごくわずかに径を細める加工を施す必要があります。
ピンを均等に均すには細く切った紙やすりをピンに巻き付け、それを指の腹で押さえます。
その状態でパーツ側を回すことでピンの表面を軽く削ってゆくことが出来ます。
この作業の注意点として、一度削ると元の状態に戻す事が出来ないため削り過ぎには要注意です。
作業は少しずつ、2~3周削ったらジョイント孔に差し込んで確認を行い、それを繰り返して調整してゆくことをお奨め致します。
「ちょっとだけ固さが残っているかな?」ぐらいが丁度良いでしょう。
今回ご紹介した工作方法は可動フィギュアを扱う方々の間ではごく初歩的な技術で、初心者にも比較的失敗の少ないお手軽な調整方法ですので、必要が生じた際には是非挑戦してみて下さい。
このジョイントに用いられるABS棒は市販の商品を使用しており、これまでの経験上特に3㎜のABS棒の径サイズ(太さ)に僅かな誤差があることが確認されております。
その誤差は微々たるもので、恐らくは0.01~0.05㎜程であると考えられ、本来であればさして問題となるほどの差ではないと考えられますが、こと可動フィギュア…しかも手のひらサイズの小さなフィギュアの関節としては大きく影響してしまいます。
商品の成型に際しましては購入時より予めサイズのチェックを行った上で組み込んでおりますが、それでもレジン成型時のちょっとした環境の違い(気温・湿度…等)で微妙に緩さ、あるいは固さを感じる個体が発生する場合もあり、さすがにその段階での修正は付きかねます(念のため、それでもごくごく僅かな「誤差」なのです)。
そうした事情から已む無くジョイント径のサイズが合わないパーツがあった場合、その対策として比較的簡単な調整──アジャスト方法をご紹介したいと考えます。
先ずはジョイント径が「緩い」と感じる場合。
ジョイントのピン側に爪楊枝などを用いてピンの表面に木工用ボンドを薄く塗りつけます。
ボンドはたっぷりと塗りたくる必要はありません、薄皮一枚程度に浅く塗り広げれば十分です。
この方法の利点は何度でもやり直しが利く事。
木工用ボンドは乾けば指で剥ぎ落とすことが可能で、そのカスを取り除けばまた最初からやり直すことが可能です。
また逆にジョイントが「固い」と感じる場合。
多少は固くてもジョイント孔に差し込んでゆっくり丁寧に擦り合わせる事で次第にしっくり動く様になりますが、孔にピンが入らない程に誤差がある時はピン側を削ってごくわずかに径を細める加工を施す必要があります。
ピンを均等に均すには細く切った紙やすりをピンに巻き付け、それを指の腹で押さえます。
その状態でパーツ側を回すことでピンの表面を軽く削ってゆくことが出来ます。
この作業の注意点として、一度削ると元の状態に戻す事が出来ないため削り過ぎには要注意です。
作業は少しずつ、2~3周削ったらジョイント孔に差し込んで確認を行い、それを繰り返して調整してゆくことをお奨め致します。
「ちょっとだけ固さが残っているかな?」ぐらいが丁度良いでしょう。
今回ご紹介した工作方法は可動フィギュアを扱う方々の間ではごく初歩的な技術で、初心者にも比較的失敗の少ないお手軽な調整方法ですので、必要が生じた際には是非挑戦してみて下さい。