葉月かおりの「自己満足」のブログ。

書く事で筆者の満足を満たすつれづれブログ。北海道日本ハムを大絶賛応援中。チームの行く末をゆる~く見守ります。

「女子は、一日にしてならず」

2008-09-25 22:20:05 | 読書
ですね。

秋と言えば、読書の秋。
そんな訳で「女子は、一日にしてならず」という本を読んでみました。
某ファッション誌の新刊案内でかなり興味をそそられたので。

主人公は「超」太めの適齢期女性。
それだけで「そんなの見た事無い」と思えましたさ。
だって主人公が「太め女性」ですよ。
こういう女性ってどうしても脇役になりがちなのですが
この話はこういう女性が主役なのです。読んでみたいと思った理由はそれ。

で、実際読んでみたら主人公の凄い事凄い事。
外見どころか性格も…な女性で、そのくせ食い意地は立派にあるから凄い。
もうLサイズが5やら6やら飛び交う世界…恐れ入りました。

でもね…性格に問題があるのには理由があって…。
それを思うと、そういう性格になったのは仕方ないのかとも思えます。
自分を蔑む周囲に対する強がり、というところでしょうか…。

そんな主人公が出会う謎の太め女性集団とそのメンバーの交流だったり
コイバナだったり、事件だったり…。
それに比例して増える主人公の服のサイズ(笑)。想像もつきません。

いや、こう書いてる筆者も思いっきりLサイズな人ですよ(笑)。

そして、疎遠になっていた妹(彼女も太め)との交流や
憧れていた幼馴染(妹の恋人)との再会を経て…ちょっとずつ変わっていき
ついにはダイエットを実行するという話。
服のサイズが減っていくにつれ、少しずつ性格も周りに優しくなっていき…。
その描写が何か良かったと思いますよ。

一応筆者は名前から見ると男性なんでしょうか?
だとしたら太めの女性の気持ちを上手くとらえたなという気がしました。

ぽっちゃりさん、太めさんは一度読んでおいても損は無いかもしれません。

以前太めでも自分の心がけ次第で幸せになれる、という趣旨の本を読みましたが
今回の本を読んでみてどっちがいいのかなと思ってしまいました。

ほんのちょっとの心がけで幸せになろうとする太めがいいのか。
はたまた自分の幸せを掴むためにダイエットに励むのがいいのか。

…どっちも大変だ(汗)。

ところで、この本には太めであることは素晴らしいと謳う集団が登場しますが
それに入る為には入会金50万、月会費2~3万はするのだそうです。
もし実在したとしたら…入りたくないや。そんな金無いし。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする