「落選」の文字と「予選」の意味！

今はインターハイの真っ最中です。
朝刊には「大阪なみはやドーム」で
健闘している県選手の氏名と記録結果が
掲載されています。
決勝に残らなければ「落選」と表記されて
しまいます。

この「落選」の文字がとても嫌で、
他に何か適当な表記がないのかいつも
考えてしまいます。

全国大会出場権を獲得して、喜んで大会に
臨むのですが「落選」の文字が出場権獲得の栄誉
まで否定されているような気持ちになります。

でも、よくよく調べたら
「落選」で間違っていないようです。

【特別に選ばれた者同士】が更に上を目指す
ために設けられた場が「予選」です。
この「予選」で惜しくも本選（決勝）に
選ばれなかった場合「落選」と
言うことになります。

「予選」は【特別に選ばれし者が研鑽する場】が本来の
意味のようです。でも私たちの認識は少し違いました。

普段の大会で「予選」を軽んじている風潮が
あるために「予選」の本来の意味が
損なわれてしまったようです。

明日は「県学童水泳競技大会」です。
「予選」のスタート台に立つ学童選手は【選ばれし者】
なのだと教えて欲しい。
保護者も『うちの子はどうせ予選落ちだから午前中で帰ります』
などと言わないでほしい。
あなたの子供は【選ばれし者】ですよ。

小さな地方大会でも「予選」は
【選ばれし者が立てる場所】という
認識を多くの方に持って欲しい。

隣のおばさんの『あんたんトコの子は「落選」で残念やったナ～』
の言葉も、
『あんたんトコの子は全国大会にでちょるんやな～！立派やな～』
に変わる日が必ずくる。