正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

メインページは検索で「正定寺」
(HP作成は正定寺閑栖:小原壽山)
ブログはFacebookにリンクしています。

お寺さんの会費

2013年09月09日 | 日記
寺院の檀家(会員)になると会費が必要になります。

お寺に納める会費は「日牌諷経」が元になっています。

「日牌諷経」とは寺院に保管されている
過去帳(亡くなり受戒された方の氏名・命日・戒名がしるされたもの)に
住職が毎日お経をあげて供養する事を指します。

その過去帳に記された子孫が「檀家さん」となります。

寺院の会費は、入会するだけで発生する会費とはちがって、
僧侶が檀家のご先祖さまへ手を合わせ香を焚いて
教典を唱える対価に差し出される布施の事で
です。

下の写真は昔の領収書です。
川原木村となっているので直川村に合併する昭和26年以前の
領収書です。



昭和30年代から40年代の山林立木が高値で取引されていた
時代は一時お寺の材木を売って護持金にあてていた時代が
ありました。

昭和50年代に入って山林立木の価格が落ちて、
再び檀家さんへのお願いになりました。

下が現在の領収書です。



1年の護持金金額は寺院や地域によって随分ちがいます。
宗旨宗派によってもちがいます。

皆さんの護持金は寺院の運営や機関誌・本山志納金
など寺院の護持に使われます。