正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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(HP作成は正定寺閑栖:小原壽山)
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稲穂飾り

2013年10月11日 | 日記
新米がとれて、檀家さんが「仏さまに・・」と
持って来ては本堂にお供えをしています。

中には「亡くなった先代和尚さんに地元で取れた米を食べさせて」と
生前からきっと新米を届けてくれる上の地の電気屋さんもいます。

今日は、お嫁さんが来るので目出度いから
今年の稲で飾り付け用の稲穂を持って来てくれた
おばさんがいました。

早速、玄関口に飾りました。



玄関の両脇に飾りました。



綺麗な稲穂です。



昔、「一に市福所(堅田)、二に仁田原、三に因尾の堂ノ間」と言われる佐伯藩の米所がありました。
美味しいお米が取れる場所です。

この「二に仁田原(にたはら)」は佐伯藩内の仁田原村の「久保村」と言う場所です。

写真の稲穂はまさに米所の「旧久保村産」です。


ありがとうございました。

結婚式に間に合うのかな?

2013年10月11日 | 日記
急ピッチで倉庫が住居に変貌しています。

倉庫だった二階に窓が開いて
人が住めるようになりつつあります。

130年前の部屋



大工さんの仕事は終わり、
現在クロス張りが行われています。



一般の方の中には、
「お寺の家族は大きな部屋で過ごしている」と
思っている方があります。

みなさんが通されるお寺の部屋は、
住んでいる私たちが自由に使える訳ではありません。

昔は「お寺は檀家さんのもの」という思いがあり
ズカズカと勝手口から上がってくる檀家さんが
たくさんいました。

勝手にあちこちの部屋を開けて
「家族はどこに住んでいるのかな」と探していました。

32年前に嫁いだばかりの女房は、行事のお手伝いをする
檀家さんが冷蔵庫を勝手にあけて物を探しているのに驚いていました。

でもこのような行為は間違いではありません。


「お寺は我々檀家のもの」だから「我々はお寺さんを支える」

そんな信仰心や菩提心をもった有り難い方々が多くいました。
今でも変わりません。


私たちお坊さんも一緒です。
「寺族は庫裡で育ち庫裡に住みます」だから「寺族は懸命にお寺を護る」


最近は昔に比べ事情が違ってきましたが、
これからもズカズカと勝手口から上がってくる
そんな檀家さんとお寺の関係にしたいと思います。


10月22日に嫁入りしてくるお嫁さんも最初は戸惑うでしょうが、
いずれなれます。

27部屋の内、数部屋しか個人の物が置けないことに
ビックリするかも知れません。

6月15日の結納
両家の両親と総代媒酌人



ツーショット


笑顔のとても良い女子です。この笑顔がいつまでも続くように
私たち家族は支えます。

どうか檀家さん・知人の皆様にも末永く支えて戴きたいと
思います。