正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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うちの初代花園会女性部長さん

2013年02月19日 | すばらしき檀信徒
正定寺の花園会女性部は、
平成4年11月7日に33名の
檀徒婦人が集まって結成されました。

20年になります。

初代の女性部部長は吉内喜代さんで
実家は大分市の万寿寺の檀家でした。

女学校時代には、万寿寺で坐禅や
提唱も経験したと話していました。

女子師範卒業後に教員として
赴任。吉内家に嫁ぎ現在91才で
お元気にしています。

檀家の多くは、仏教教義の「先祖供養」を
行う事で檀徒という認識を持っています。

勿論、「先祖供養」は、私たち仏教徒には
大切な事柄です。

しかし、坐禅や提唱などの経験も
本来の禅宗檀徒にもっとも大切な
ものなのですが、中々触れる機会がありません。

以前、吉内さんが体をこわして入院していた時に、
患者さんの中に、宗教勧誘をしていた女性がいたそうです。

女性が吉内さんに
「あなたの病気はこの宗教を信じて拝めば治ります。」
と入信を進められたそうです。

吉内さんは
万寿寺の住職であった、足利紫山老師から聞かされた、
 「衆生本来仏なりの言葉で私の全ては足ります」と
勧誘の女性に答えたとおしゃっていました。


初代部長さんのように、「立派な人」が
世の中にはたくさんいます。

正定寺花園女性部規則には

「本会は妙心寺派花園会の趣旨に基づき、開山無相大師の御遺徳を
通して花園会員としての自覚と研修を深める事を目的とする。」

と記されています。

今でも女性部の想いは変わらず現在に至っています。

因みに、吉内喜代さんは「女性部名誉顧問」になっています。
現在の部長さんは5代目の部長さんです。

感謝するばかりです。








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