正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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ネットが安いとは限らない

2013年03月09日 | 日記
4月8日の「降誕会(ごうたんえ)」には、
甘茶を用意して参拝者に振る舞います。

本堂の前に灌仏用の誕生仏を花御堂に
安置して甘茶を準備しています。

昔は一升瓶の空瓶に甘茶を
詰めて子供達が次から次へと
お寺に来ていました。

別に「降誕会」だからではなくて
甘茶欲しさに来ていました。

最近は、老人ホームの職員さんが
大きなヤカンに二つ詰めて
入苑者に届けてくれます。

近所のおばさんたちも500mlの
ペットボトルを持参して恐縮そうに
詰めています。

お寺も事情が変わりました。

以前はアジサイによく似た甘茶の木の葉を
干して作っていました。

正定寺では、石段の脇(湿地)に植わっていました。
いつの間にか枯れて、今は跡形もなくなっています。

今では漢方薬局で「甘茶」を購入するように
なりました。

今の若い方々は「甘茶」と言うと「甘茶蔓」ですか
と尋ねる方がいます。

すでに「甘茶」が植わっている所を見たことがない
お父さんお母さんになっています。

その購入する「甘茶」がこれです。



透明の袋に入っているのは甘みを増させる「甘草」という漢方薬です。
甘茶だけでは少し甘みがすくないので「甘草」を一緒に煎じて作ります。


さて、この写真の「甘茶」ですが、ネット通販の方が
断然安いと思い、あちこち検索したのですが、

な・・なんと
大分(豊後)の漢方薬局が一番安いと言う結果になり
若草公園の駐車場に車を止めて、
早速、5袋(100mg×5)を買いに行きました。

大分県の寺院のみなさま、他社販売店と
一度比べてご検討してみてください。

在庫の確認は忘れずに。

地元業者もあなどれませんよ。






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