だいぶ今の状況
自身の置かれた状況に慣れたとはいえ
ちょっとしたことがきっかけで
絶望に襲われる時があります。
そんな時
死
という文字が、あたまの中を行ったり来たりします。
もうこれで終わりにしたい。現実から逃げたい。
先日もそんなことに襲われました。
でも、今回は
からだの中では
くそっ、生きてやる
何が何でも生きてやる
・・・そんなものが、からだの中にあるのことに
気付きました。
その後、植村さんのインタビューを見る機会がありました。
お名前は存じていても、その生涯、ましてやテレビに映る
動く植村さんには、記憶する限り、初めてのことだと思います。
植村さんが生きてきた軌跡は、とても輝かしいものでした。
そして、何より、朴訥とした正直さと誠実さが溢れるお話振り
に惹かれました。
北極圏12,000km、1年半におよぶ、犬ぞり・自給自足の単独行。
食べものがとれず、あまりの空腹に、子供のように思っている
犬たちすらも食べ物に見てしまうときもあったとのこと。
そのような状況で
-飢えている状態では人間の思考力や理性は低下しますか?-
その質問に植村さんは、こう、答えていらっしゃいました。
「低下といいますか、ますます強くなるんじゃないですか」
絶対に死にたくない。
何が何でも生きてやる。
時々
備わっている「生きる力」を感じれることは、
実は幸せなのかもしれない。
自分自身を、正しく見つめて
また一歩一歩
歩んでいきたいと思います。
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ご興味がある方へ。
出典は、「NHK映像ファイル あの人に会いたい 第3巻」です。
きっと図書館などにあると思います。
お月様がだいぶ丸くなりましたね。
それではまた。