先日、友人である
温真堂の鈴木真人先生より
「こころとからだの平和のバトン」について、お話を頂きました。
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このバトンは
広島市西区太光寺の副住職、東和空さんからの発案で、
天城龍湯治法、杉本錬堂さんから始まったものだそうです。
三日間、こころとからだについて思うところを書き、
その後、二人の方にバトンを渡して行くそうです。
というものだそうです。
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鈴木先生こと、まひとさんは、私にとって大切な友人です。
と、同時に、勝手ながら”実の兄”のように、私は感じております。
そういえば私、カラダが不調な時はもちろん、ココロが不調な時も、まひとさんの施術を
受けてましたね(笑)
お話しがあった時は、正直、「自分が書いていいものだろうか」と悩みました。
でも、せっかく頂いたお話しです。これも新たなチャレンジと思い、引き受けた次第です。
遅くなりましたが、さて、1日目。
書きたいことはたくさんあるけれども、一体どこから始めよう・・・。
「こころとからだは、実に表裏一体のようで、思っている以上に密接に関わっている」
そういうお話はきっと、他のみなさんが実にわかりやすく説明されていると思います。
そうそう、実は昨日、瞑想仲間のみなさんと、久方ぶりの食事会をして参りました。
私がしている瞑想は、ゴエンカさんというインド系ミャンマー人が教えてくださる
ヴィパッサナー瞑想というものです。
現在は世界中に広まっており、特にインドを旅しておりますと、出会う西洋人、西洋人、
最近は、出会う日本人、日本人、皆さん経験されていて、「わー、皆さん、座ってますねぇ(※1)」
と、思わず嬉しくなってしまいます。
私が習っているホルトヨガとも非常に相性がよく、私にとっては、相乗効果で学びを
頂いております。
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※1「座る」---
「座って瞑想する」の意。
ヴィパッサナー瞑想は、座って瞑想します。
一方で、ヨガは、(非常に大雑把に書きますが)動きながらする瞑想、
とも言えます。
(使い方例)
「お! ○○くん、久しぶり! 元気? どう、最近座ってる??
え?毎日2時間座ってるの?!すごいね。俺、最近全然座れてないや。。
やっべー、俺も久しぶりに座んねーとなー。」
↑例は不要でしたかね(笑)
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今後の定例会の進め方が、会合の趣旨だったのですが、結局話題の9割は、旅のお話。
インドやタイの美味しいものから始まり、自然療法やヨガ、偉いお坊さんのお話などなど(笑)
そんな帰りしな、私もふと、思い出したことがありました。
それは、ブッダが悟りを開いた場所と言われておりますブッダガヤの、
チベット病院でのお話です。
初めてインド。 私、3ヶ月の滞在で、2回お腹を壊しまして。
そのときは、チベットの方たちがいる場所を回っておりましたし、
チベットの病院にお世話になってました。
チベットの病院は、「メンツェーカン」と言いまして、「カン」は、
日本語の「館」と、音・意味ともまさに一緒のようです。
それは、一日半のバス移動を終え、クタクタでついたブッダガヤにて。
疲れによる腹痛が心配な私。
なんとなくお腹のあたりが調子が悪い・・・などと、不安が不安を呼び(苦笑)、
早速ブッダガヤのメンツェーカンへ。
問診を終え、先生の一言・・・「心配し過ぎだよ。心配し過ぎないように。」
…それでも心配な私。
「皆がかまってくれる」という、インド特有のストレスなどなどで、ある日ついにお腹を壊してしまいます。
満を持して(?)、再びメンツェーカンへ。
診察を終え、先生の一言。
「細菌性でもないから大丈夫。辛いもの・脂っこいものは食べないように。そして、心配し過ぎないように!」
メンツェーカンのお話は、いろいろと面白いお話もあるんですが、
中でも、今日、私が皆さんに紹介したいのは、「病歴記録帳」。
メンツェーカンでは、お願いするとこの記録帳が頂けるんです。
これまで診断して頂いた内容が記入されているようです。(チベット語なので判読できないのですが)
インド全土のメンツェーカンリストなどのほか、
「健康のための一口メモ」ってのがありまして。
そこには例えば
◇熱があるとき以外は、生ものや冷たいものを朝に摂らないように。
◇賞味期限が過ぎたものは食べない。
にはじまり
◇伝統的な薬は同時に二種類摂らないこと。
◇チベットの薬には、副作用がありません。また副作用を和らげる効果があります。
などなど
チベット医学の智慧に基づいた、日常生活での注意事項が25項目ほど。
そして、注目すべきは、この一口メモ、その栄えある第一位(第一番目)
に記載されているもの。
それは
1.「Peace and conscientious should be maintained everyday」
(内なる)平和と誠実さを絶やさぬよう毎日心が掛けること。
拙訳で恐縮です。もし適訳がありましたら、どうぞご教授のほど、お願いいたします。
私がインドで共に過ごしたチベット人たち。
若くてたくましく死を恐れない勇猛さで、それでいて大きな苦悩を抱えていて。
若さゆえもあり、時に大酒を飲んで、まさにべろんべろんになりながらも、
みなが口々に、最初に話すこと。それは
「内なる平和、それがとても大切なんだ」
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駄文・長文にお付き合い頂き、まことにありがとうございました。
残り二日、またよろしくお願いいたします☆
トゥジチェ。(ありがとうございます。)
サンゲジェヨン。(また明日お会いしましょう。)