今日は、店舗や公共機関の玄関によく使われる玄関ドアの話です。
床にフロアヒンジという、ドアのスピードを調整する油圧部品が埋め込まれています。
ドアの締りが早すぎて、危険を感じたことが一度くらいあるのではないでしょうか?
劣化の見分けのポイントは、ドアのスピードが一気にバタンと閉まってしまうようなとき。
ステンレス製のフタをあければ、初期段階ならば、スピードの調整が可能です。
(調整ネジを一気に回すと故障の原因になります。調整は、販売店にご相談下さい。)
しかし、ドア下の床などにオイル、油汚れが絶えず出るようになってくるとそれは、部品の
交換時期のサインです。(写真左)
交換後は、ケースもピカピカ。見えないドア下のネジも点検しておきます。
本体を支えるケースが腐食していなければ、油圧装置本体のみの交換ができます。
ケースも腐食したり、型番がなくなればコンクリートを削り、ケースごとの交換となります。
ドアの重量や種類によって機種が細かく設定されています。交換は、一日で可能な場合がほとんどです。
当店では、去年の12月暮れからフロアヒンジの交換依頼が急に増えて今月も数台程交換になります。
場合によっては、ヒンジの交換ではなく、ドアから引戸へ改修させていただくような場合もございます。
下記の事務所さまではヒンジを廃止し、引戸に交換させていただきました。ご参考にしてください。
フロアヒンジドアは、大きく重さのあるものがおおく、開閉スピード調整ができないとお客様や子供さんが指を挟んでしまったりという重大事故につながりかねません。
工事は、それほど大がかりなものではありません。上記の症状がでてきたらお早めにご相談ください。
窓・ドア・かぎ修理の店(mado parts repair club)
新庄市 東山 タカハシガラス店 0233-22-8104までどうぞ