先週,国内で非常に有名な研究所に勤める研究者の方の講演会へ参加した.
研究が躓いたときの対策として,他の観点からの検討が進められるように普段から他の分野の研究内容に関する知識を蓄えておくことが重要だと,ある研究者が話していたことを少し実践してみたいと思ったことがきっかけとなり,今回の講演会に申し込んだ.
開催日の前日の申込みだったのにもかかわらず,自分が事前に提出した質問を取り上げて下さり,素直に嬉しく日々の教育や研究活動に対してのやる気が向上した.
研究者以外の方も多く参加されている講演会の中で,同業者として参加していることに加え,現在の自分の居住地が講演された研究者の方のご実家に非常に近かったことなど,色々な偶然が重なった結果,質問にお答えいただけたのだと思う.
講演会後に直接お話しさせていただく機会があり,その方が務められている研究所では朝6時くらいから仕事を始められる方が多いことや,他大学や他研究所の研究者とともに朝輪(朝に輪読すること)を行われており,それにより研究のモチベーションが向上するとのご助言もいただいた(早朝からの仕事や朝輪は実践してみたい).
講演最中に印象に残った内容としては,運動することで血液の成分が若い年代のものに近づくことがマウスの研究を通じて分かっており,現代の科学では運動が最もアンチエイジングに有効な手段であること.
つくばで短期滞在したときも多くの研究者が昼休みに運動されており,今回ご講演された方の所属先の研究所でもランニングやフットサルなど運動に取り組まれている方々が多くいらっしゃる.
現在,自分の所属する大学でも先生方の半数近くが運動好き.
やはり研究者にとって運動は必要な習慣なのだと思う.