研究の打ち合わせ後,N先生に漠然とした質問をした.
それは,自分の専門分野の今後について.
先生の意見を聞いてみたく,今の率直な意見を伝えてみた.
自分の意見としては,今の自分の研究分野は成熟しつつあり,維持管理に関連する内容を除けば,研究を実施する重要性がなかなか認識できないということ.
(これに関しては色々なご意見があるかと思いますが,あくまで一個人の意見であり,他の研究者の方々の研究内容を否定するものではありません)
すると,自分の意見を一蹴する意見が返ってきた.
その具体的な内容は,,,
研究する内容が徐々に少なくなってきている点ではは同じような認識をお持ちであり,他の研究分野の先生からも同じような指摘を受けたエピソードも教えていただいた.
しかし,研究する内容が少なるということは,すなわち社会が抱える課題が減ることと同義であり,むしろ歓迎すべき.
ベテランの研究者ではなかなか難しいことかもしれないが,自分のように若い研究者であれば積極的に他分野に興味を示し,他の社会的な問題を解決しようという姿勢であるべきではないか?
というご意見であった.
これまで研究をしてきた内容を離れる場合,結果が求められる立場であるほど好奇心より恐怖心が勝ってしまうのは,当たり前の感情.
でも,このタイミングで研究者の立場にいれるということが,他分野との橋渡しを後押ししてくれると考え,どうせなら積極的な姿勢で取り組みたい.
ということで,来年度からは他の領域との接点に着目して,研究内容を決めていきたいと思った.