文化の違い

「文化の違い」という、海外へ渡航した人がよく口にする
ベタな言葉を今日のタイトルにしちゃいました（笑）

こちらへ来て毎日、日本との違いを感じています。

今日は研究面でも大いに違いを感じた。
自己充填コンクリートはなぜ日本で開発されたのに、
今では海外の方が研究に力を入れ、普及率も高いのか。

構造物を施工する際の材料や施工者にかけるコスト、
周りの環境・住民への配慮、
様々な要因によって、日本よりも海外で受け入れられた。
このようなことは、なんとなく知っていたつもりだったが、
こちらの研究内容を見させてもらい、その意味を肌で感じることができた。

今日は日本から先輩がフランスへ来る日でもあった。
そのため空港へ電車で迎えにいった。
その電車の中で、スーツケースを転がして、
まさに今から帰国しようとしている日本人男性も一緒に乗っていた。
その男性とは少し距離があったが、親近感も沸き、気になってチラチラと見ていた。
そしたら、その男性の隣にいた黒人がその男性に向かって怒鳴り始めた。
どうやら、財布を取られたと勘違いしているらしい。
でも、日本人男性はこれは自分のだと必死に主張し、お互い険悪な雰囲気に。
そして、どーーん！！という音が。
黒人男性が日本人男性を殴ったのだ。
周りは騒然。
ちょうどその時に停車駅に着き，黒人男性は出て行ったが、
日本人男性にとってはせっかくのフランス旅行だったのに、嫌な思い出ができてしまったみたい。
自分も十分気を付けなければ。
護身術は大事だ。

しかし、良いことももちろんあった。
一つは、研究所の研究員のみんなと少し仲良くなれたと実感できたこと。
エレベーターで一緒になった人から、簡単なフランス語を教えてもらってもいいですか？
って言ったら、親切にOKの意味のウィ、ダコー、NOの意味のノンを教えてもらうことができた。
また、自分が研究所から帰る時に思い切ってみんなの部屋を回り、
覚えたてのフランス語でバイバイ！（サリュー）と言った。
そしたら、本当にみんなが嬉しそうにじゃあね！って挨拶を返してくれて、こちらも本当に嬉しかった。
もっとフランス語覚えたいな～！！

もう一つは、日本から先輩が来たこと！
研究は勿論、就活で少し不安になっていたこともあり、
少しでも話を聞いてくれるだけでだいぶ落ち着く時間が取れました。
おいしいご飯も食べることができたし！
明日も目の前のことを、丁寧に着実に、
そしてフランスへ来させてもらっている家族、先生、研究室のみんなに感謝して一日を過ごす！！