Ka先生,T君と神奈川県のとある企業の研究所へ行く.
会社の概要や研究設備をご紹介していただくとともに,Y先生直筆の貴重な原稿を読ませていただく.
当たり前のことかもしれないが,全ての原稿が手書きであった.
しかも,それが段ボール箱で60箱程度も保管されているとのことで,ただただその当時の方の体力・気力に驚く.
また,原稿を書く際には,英語と日本語をMixして執筆されていたこと,文章の終わりにはお茶目なマークを記されていたことなど,生の原稿に当たってみて初めて分かることも多かった.
原稿の中には,Y先生が勉強に対する姿勢について語られた箇所もあった.
その内容は以下の通り.
”娯楽は,どんな種類のものであっても,その時は楽しいが,のちに必ず悔いが残る.
勉強は苦しくても後悔は絶対にない.
だから僕は寸暇を惜しんで勉強する.”
他にも「朝食の煮卵の話」や,「コンクリートを造るこつ」,「空襲で交通が途絶しても大学には必ず来ていたこと」,「どんなに忙しくても毎週土曜日には2時間ほどの時間を割いて,一対一で学生にコンクリートを指導していたこと」など,記事にしたいことは数多くある.
しかし,これらの内容を羅列してしまうと,それぞれの話の重みが軽くなってしまう気がしたので,そっと自分の心の中に留めておくことにする.
気になる方は,直接聞いてください笑.

こちらは,Y先生が使っていたティーカップ.
これでY先生もコーヒーを飲まれていたのかな.
歴史的に偉人と呼ばれる方の存在が,少し身近に感じられた素敵な1日でした.
Oさん.お忙しい中,研究所の見学のみならず,歴史的にも貴重な資料に触れる機会を設けていただき,誠にありがとうございました.