こいつをでっち上げて、早いものでもうすぐ丸10年…。
幸いにして震災で壊れることもなく、かなり色あせているけど今も手元にある。
それから、かなりの年月が流れ、模型ではもっと簡単にこういう景観を創り出すことは出来るようにはなったけれど、まだまだ「ホンモノ」が追いついていない…
確かに、各地の路面電車に新型車両が投入されたり、積極的に路面電車を活かした街づくりや施策などが行われているところもあるけど、導入の動きがあっても既存のしがらみでがんじがらめに縛られているところ、不毛な感情論ばかりで中身がまるで議論として問われないところがあってみたり、やれることは事業者側はやったのにも関わらず、行政や関係機関の無理解や非協力で運行を継続出来ずに廃止…という残念な事になってしまったところもある。
そういった事に、余所者で門外漢な自分が首を突っ込む気は更々無いけれど、個人的にこの作品を創り出すきっかけも実は政治的な話が絡んでいたりもしたのは余談。
今となっては、荒っぽい作りが恥ずかしかったりもするんだけど、無い頭を振り絞ってA4サイズ2ページ分の雑誌掲載記事を書き上げたのも、今となってはいい思い出だし、貴重な勉強をさせていただいた。
なかなかそこまで行き着けていないけど、情景や線路関係の材料のさらなる充実もあって、この作品をたたき台にしたリニューアルというかシナリオを含めた焼き直し(何しろ突貫工事でヒーヒー言いながらでっち上げたのでまともな設定とか実はほとんど無い作品)をしたいというのが何年か前からある。
何時になるかは判らないけど、勿論、まだ名前のない「俺様電鉄」の一社として…。
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