京の一枚

京都 大徳寺塔頭黄梅院・特別拝観 3月25日~5月14日


京都紫野にある禅宗の大寺院、大徳寺は、京都の観光スポットとしてはちょっと地味な場所です。


境内は広く、勅使門、三門、仏殿、法堂などの建物の他、塔頭と呼ばれる小さなお寺がたくさんあります。


毛利元就や小早川隆景が眠る名刹。


千利休が手掛けた枯山水庭園あり。


黄梅院の方丈、庫裏、唐門、雲谷等顔筆襖絵西面は全て重要文化財です。


茶室「昨夢軒」、苔が美しい庭園等も公開されます。






大徳寺について


臨済宗大徳寺派の総本山で境内に別院2ヶ寺、塔頭22ヶ寺を擁する大寺院です。


後醍醐天皇から「本朝無双の禅苑」として京都五山の上に置かれますが、当時夢窓疎石に帰依した足利尊氏が政権を執ると急速に衰退し、寺格も五山の下の十刹に置かれました。


後に自ら十刹を脱し、五山に属さない林下(在野)の禅寺として独自の地位を築きます。


室町時代には応仁の乱で荒廃しましたが、一休宗純が住持となり、堺の豪商尾和宗臨の援助や連歌師の宗長の支援を得て復興されます。


この頃、一休宗純の真珠派、陽峰宗韶の龍泉派、東溪宗牧の南派、古嶽宗旦(こがくそうこう)の北派の四派が生まれました。


桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の葬儀を営み、菩提寺として総見院を建立、寺領を寄進しました、それを契機に武将による塔頭建立が相次ぎ隆盛を極めました。


わび茶の祖とされる村田珠光が一休宗純に参禅し、千利休の帰依を受けて以来、茶道との関わりが深く、千家の菩提寺である聚光院をはじめ殆どの塔頭に茶室があり、俗に「大徳寺の茶面」と称されています。




•本尊:釈迦如来


•開基:大燈国師(宗峰妙超)(鎌倉時代末期)


•中興の祖:一休宗純(尾和宗臨、宗長の支援)


•国宝:玄関、方丈、唐門、牧谿筆「観音猿鶴図」、絹本着色大燈国師頂相


•重文:勅使門、三門、仏殿、法堂、寝室、浴室、経蔵、庫裏、廊下、待真寮


•名勝・史跡:方丈庭園


•拝観期間:境内は常時公開、牧谿筆観音猿鶴図、絹本着色大燈国師頂相、方丈襖絵




■場 所: 大徳寺塔頭黄梅院


■期 間: 2023年3月25日~5月14日
※内容が変更になる場合があります。


■料 金: 800円  

■アクセス: 市バス206「大徳寺前」

■お問合せ: 075-231-7015(京都春秋事務局)


■詳細ページ:http://www.rinnou.net/cont_03/07daitoku/




※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。


※写真は全て過去のものです。













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