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ざぶぅぅーーん。

2010年09月22日 | Weblog
夜は食事の後に、旧市街地へと散策する。

散歩はホテルから海沿いにゆっくりと進む。
行きかう人が堤防のへりにもたれて
海を見ている。

まさに大潮の時を迎える人たちなのかな。

ふんふんふん♪と海鳥が堤防の上で一休みしている姿を見ながら、
お腹も満たされて旅心が踊ります。

午後8時頃、だんだんあたりは薄暗くなってきました。

街の入り口には人であふれたカフェが大繁盛の様子。
フランス人って、朝はカフェ、昼間はカフェ、仕事おわったらカフェ。
いつ仕事してんのかな?笑。

ウインドー越しに色とりどりのマカロンを売っている様子、なんとも甘いお菓子の匂い。
さまざまなブランド店の美しいディスプレイ。
城壁にかこまれた街は小さな国、まるで自分が絵本の中にいて、ページをめくっているかのように、初めてみるシーンにわくわくどきどき。
サンマロは港町なので、多数の船舶が停泊中。
その眺めもすばらしい。
しかし、歴史的な背景も他のブログに任せて、私の課題は次へと進みます。

今夜は大潮。
ホテルまでの帰り道、てくてくとカルガモの親子よろしく私達一行が歩いていると、ふいに数メートルの波しぶきが歩道まで、堤防をはるかに越えて、勢いよく「ざぶぅぅぅーーん」と、うっかりずぶぬれになるところでした。
そしてその光景はその後、いたるところで、少々のタイムラグはあれども、ざぶぅぅーんが繰り返されたのです。
予期せぬというより少しの期待をこめて、堤防の外側へのめりこんでいる親子連れの歓声が、響いていました。

歩道越しのホテルのテラスから、気持ちよさそうにビールを飲みながら、それを見物する人、とおりかがりに車をとめて見ている人。
こういうハプニングが旅をもりあげてくれるんですよね。

パンフによると馬が駆けるような勢いで潮が満ちてくるとか・・。
まんざら大げさでもないかな・・って納得しました。