ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

木戸修 死去

2023年12月14日 | プロレス
訃報を知り取り急ぎ記事にさせて頂きます。
「いぶし銀」の代表的なレスラー、木戸修が亡くなったと
SNSを見ていたら、知りました。73歳。

昨日、あのヘラクレスローンホークのショボいカナディアンバックブリーカーで
木戸がギブアップせざるを得ない動画を探していたのです。
塩過ぎるローンホークにイライラしつつ何とか試合を作ろうと努力し
甘んじて酷い形のカナディアンバックブリーカーでギブアップしてあげるという
あの衝撃中継。山本小鉄の解説も相当苦しかった。
そのヘボいカナディアンバックブリーカーで色んな意味、犠牲となった
木戸修の姿が私には一番印象深いかも‥。
ミスター高橋によると負け役をお願いすると露骨に嫌がり扱いづらかった
なんて書いておりましたな。
私は、あんなに攻めていて優勢だったのに何んであんな一発で負けてしまうの?木戸修でした。
負ける時は、さっさと負けて試合を終わらすというか。
勝つ時は電光石火で勝利でした。

UWFに行った時はビックリで。何で木戸修!?と。
カールゴッチの指令だったとの事、UWFは最後に欲しかったのが木戸と
当時書かれていたのを覚えております。
第一次UWFをタダ券で初めての特別リングサイド席で見た時
メインイベントは山崎vs木戸だったかな?(写真の2人)
何で前田や佐山じゃなくて若手の山崎!?と驚いたモノです。

UWFvs新日本ではあまりTVで観る機会は多くなかった様な。
(長州顔面襲撃事件の時はサソリかけられていたか?ノーTV)

対抗戦で重要されジャンボ鶴田、谷津嘉章の全日本組や
WARとの5vs5の試合で天龍を脇固めで苦しめていた姿。
藤原喜明が再び新日本のリングに立つとゴッチの直系弟子の様な
木戸と藤原とのシングルマッチが注目を集めていた事。
木村健吾と組み、ヒロ斉藤、スーパーストロングマシーンの
ブロンドアウトローズ組のIWGPタッグに挑戦し期待するも
キムケン兄さんがヒロ斉藤のジャーマンに敗れた事。

私の頭の中には、ヘラクレスローンホークの酷いバックブリーカーで
ギブアップしてあげる姿と、声を出しながら
脇固めやアキレス腱固めをしている姿が頭に深く刻まれています。

札幌で人気が高かったんですね。




キチンと分けられ固められた髪と黒い肌に
いぶし銀か?と思うシルバーのリングシューズ。
レスリングの教科書の様な人。

引退後はマンション経営等で安定収入が有ったり
特に田口、後藤世代迄は道場で木戸のコーチを受けていたと。
長州も入門時、四つん這いになれと言われ
オリンピックレスラーとしてバック取りは自信有ったのでしょうね、
手の平を広げ四つん這いになり木戸に「それでいいのか?」と聞かれ
「はい」と答えたら、いきなり手の指を踏み抜かれ
プロの洗礼を味わったという。

柔道界の大反対の中、日プロに入門した坂口征二は
馬場さん、猪木さん、大木さん、小鹿さんと錚々たる先輩が居る中
入門時期が近い、戸口、轡田、木戸とかと一緒の方が落ち着いたとか。
(ラジオのトークの中で)

日プロを追放された猪木に付いて行き
新日本プロレスの旗揚げメンバーだった木戸。
猪木も逝ったし、木戸も‥
本当に、熱かった昭和プロレスが終焉していく様で
とても寂しいです。

ご冥福をお祈りします。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (colo)
2023-12-16 13:47:35
太郎さん、こんにちは!
ご無沙汰しております(>_<)
木戸選手、札幌での人気は異常でした(笑)
もう入場から、メインかと思う位な盛り上がりで!
懐かしくも良い時代でした!
返信する
Unknown (太郎)
2023-12-18 01:08:39
coloさん

お久しぶりです。
まさか札幌男だとは、訃報を聞いて初めて知りました。
良い時代でしたね、動画の2人なんか
THE新日本!という感じがします。
寂しいですね。
返信する
Unknown (Home In My Shoes)
2023-12-18 01:30:40
こんにちは(*´ω`*)。

木戸の訃報、驚きました。そんなに年取ってないイメージを勝手に持ってたのと、藤原が元気だから木戸も元気だろくらいに思っていたもので(´・ω・`)。

第一次UWFの実力査定リーグでの優勝でしたか、あそこから実力者として扱われ始めたのは。Uへの参加がゴッチに誘われたから、第二次Uには誘われなかったから不参加だったとこないだプロレス系youtubeで見たのですが、真相やいかに。

当時、ゴッチが「木戸にこそジャーマンを使ってほしい」とコメントしていたのですが、実際に木戸がジャーマンやったって話は・・・私は知らないです。ホントにやったらかっこいいだろうなって思うのですが。

一番印象に残っているのは、天龍を脇固めで極限まで追い込んだことでしょうか。あれはキツイ攻めでしたが、タップしなかった天龍も本当にすごかった。対抗戦がまだ続いてるのに控室に帰りましたから、相当なダメージだったんでしょう。天龍対Uが実現した一瞬でもありました。

貼っていただいた動画、いいですねぇ(*´ω`*)。30分という試合時間できちんと見せてくれる木戸とケンゴ兄さん。

それにしてもケンゴ、もっとブレイクできたのかもと残念です。当時は笑って見てましたが。なんで藤波戦で反則上等で血まみれにできなかったのか。それがブックと言われれば、それまでなのですが。
返信する
Home In My Shoseさん (太郎)
2023-12-19 20:45:37
今の時代だと73歳って年寄りという感じしないですよね。政界、財界にも沢山居ますし。
藤原もガン手術したそうで。体型もバランス良かったけど今はお腹出ましたし。
木戸カールゴッチの弟子だった事、UWF移籍した時に初めて知りました。
其れまでは普通の地味な中堅レスラーというイメージだったので。
そう、UWF勢は新日本に吸収合併されるのを嫌い再び新日本離れましたが
業務提携という体を取っていたのが前田によると突然、新日本が個人契約という
形に変えて応じる人が出てきた、なんてどこかのインタビューで話してました。
それで木戸は新日本に残ったのかも。こう出たり戻ったりが激しいって一般社会では有り得ませんよね。
木戸がジャーマン、なんてイメージ持て無いですねぇ。バックドロップ抱えて投げていた記憶が。
WARとの5vs5は形勢逆転した時、解説席のマサ斉藤が「木戸選手に変わった方が良い!」
と言ってその通りなったら徹底的に天龍を追い込んだシーンは印象深いです。
初めて「木戸強え!」と思いました。天龍戦闘不能に陥れましたもんね。
対抗戦になると金本を始め、新日本勢は「ヤって」しまいますよね。
馬場の側近だった和田京平が言うには「怪我した方は2流、怪我させた方は3流」と。
アメリカプロレス界の常識なんでしょうね。怪我させた方は例外除き干されますもんね。
と、キムケンとの試合動画、早速刈られてしまいました‥キムケン応援していたので
やはり不甲斐無さを感じておりました。ただ浜口、谷津、健介を
プランチャーや稲妻レッグラリアートで失神KOに追込んだ事、
実は凄い必殺技の稲妻やトライアングルスコーピオンが地味で映えなかったのは残念です。
新日本では木村健悟を一番応援していたかもです。
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