ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

バガボンド

2007年03月08日 | ひとりごと
人気マンガ「バガボンド」です。
吉川英治原作の「宮本武蔵」を「スラムダンク」「リアル」で人気の
井上雄彦氏が自分流にアレンジし、ストーリーを造って行きます。
原作の「宮本武蔵」は大東亜戦争中、兵士が読み、意欲高揚させたという
逸話があります。
NHKで日曜の8時の大河ドラマで「MUSASHI」をやったのも
このマンガの人気から作ったという「ウキペディア」情報もあります。
(まあ、鵜呑みにされない様。)

弟が今、同居してるのですがマンガが好きで、数種類のマンガを買ってきて
その、御零れを頂いてるのですが・・・、
最近では「佐々木小次郎編」に感情移入していて・・・。

剣に生き、剣に敗れた鐘巻自斎が死のうと思ってた時に、自斎の弟子の佐々木が
主君との戦死の運命を選び、授かったばかりの小次郎を小舟に乗せ逃がし
波に呑まれそうになっていた小次郎を自斎が助け、育てていくという物語。
3~4歳まで、小次郎が聾唖であることに自斎は気付かず、自分しか見えてなかった。
しかし懸命に育てていく、自斎の晩節が胸に響きます。

そして、村人に変人、変人の子と忌み嫌われてた情況を変えたのが
村を食い物にしていた不動幽月斎を倒した時、村人が自斎に感謝し
剣の教えを受ける様になる、そして、小次郎に天賦の才がある事を見抜いた
自斎は小次郎を死ぬまで抱いていたいと思う故、剣を教えたくないのですが
しかし小次郎は自斎に教えを乞い、何時も待ち伏せて木剣で襲い掛かり
そして倒され、それを続ける内に、結果的に教わる事になるのですが
自斎のかつての弟子、そして自斎を倒し心を廃人寸前に追いこんだ
伊藤一刀斎に小次郎は惹かれ一刀斎と武者修行に旅立つというドラマ。
剣に生きて後悔だけが残ると泣いてた自斎が、小次郎と立ち合った吉岡伝七郎が
小次郎の事を友の様に語った事を知り、「剣に生きた甲斐があった」と
印可を書く・・・何だか、哀愁のあるドラマです。

小次郎の聾唖は井上氏のアレンジです。数年前からこの漫画、家にありましたが
何度読んでも飽きません。「バガボンド」1~24巻昨年末から何故か何度も
読み直しています。今は、連載中の「モーニング」で武蔵が吉岡伝七郎との
対決を終えた所で止まってますが・・(又八を殴ったか・・)
早く再開して欲しいですね。

でも、一番心惹かれるのが屍同然だった鐘巻自斎が海からの授かり物
小次郎を懸命に育てる所が、心を打ちます。
何時か私も這いあがれる日が来れば良いなと、
そういう私の思いと重なるんですね、
このマンガは。
(後、はじめの一歩も)


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