ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

スイープ奏法 PAIN KILLERにて。

2020年04月29日 | テクニック
イングウェイ、シュラプネル全盛期でも
興味起きるギタリストやシュレッダー系音楽が見当たらず
元々リッチーブラックモア、マイケルシェンカー、ゲーリームーア等
自分の年代的には一昔前のギタリストが好みタイプ。
マークリアリ等も。RATTのウォーレン&ロビンはバンドでやったので
コピーしたとか。
この頃特別影響受けていたギタリストは多くないけど
私は技術的にエディーヴァンヘイレンや高崎晃が最高峰。
一度イングウェイのバラード系曲で一度スイープ練習したけど
コレ、スイープだったんだ‥と思う程知識が無く
当時は現代みたいに6弦スイープ連続が当たり前の時代では無く
要所要所に一、二発入る感じのソロ構成。

が、敬愛する恐れ多いジューダスプリースト様が
スイープ奏法をふんだんに詰め込んだ名作
「Pain Killer」をリリースされると
やはりスイープという当時ウルトラC難易度の奏法を
踏まなくてはならなくなり、初本格的スイープを
極太ネックのグレコレスポールモデルで練習。
今思えば、スイープパターンはシンプルタイプでも、
当時のヤングギターの譜面とか見ても、何だかアバウト。
当時のテクノロジーと現代テクノロジーの差で採譜に開き出来るのは仕方ないですが。
今は動画を本家グレン、KK共に観ますし、19歳の頃、
ソロ出だしのスイープと楽器途中のトレモロ部分迄と
エンディングのKKの16小節ソロを先に練習しました。
結局、ボーカルでの出番が増えていたので、その後コピーする事は無くなりました。
下の動画はグレンの運指極めて近そうです。

Judas Priest - Painkiller Solo Lesson - part 1


曲はギターソロは勿論、6分間ダウンピッキングでリズムギターを刻む
KKの凄さ、そしてさりげなくギター指板を瞬間的に
リニアに動き回る奏法も難易度高く。(私RECの時リニア奏法は誤魔化しました。)
KKのスイープは基礎的シンプルですが。6弦スイープで気合の勢い。
このスイープに関して、原音、各種スコア、YouTubeに投稿している人達
其々、かなりの違いが有ります。
写真の91年1月のヤングギターが一番逸れているかな?当時映像も無いし仕方ないですが。

当時40歳を超えた2人が若いギタリストに負けじと貧欲に新しいテクニックを
練習、習得し、それを凄味を持ち表現する。
(グレンは84年既に取り入れてましたが)
この曲、ヤングギターではリズム、リードギターコピー度の高さは
当時5点中4点とプリーストでは珍しい難易度。

そして私のスイープはkillerギターでは上手く行くも
その後、他のギターではイマイチ。
33歳頃、アレキシライホやshuの影響を受け
遅いスイープ特訓を開始したのですな。

このPain Killerを中学生位の女の子達が本人バージョンででも
全編余裕で弾きこなすので、
現在、音楽に空き時間が有る今、スイープ含め、
この曲6分間全部、ちゃんと弾ききれるか?練習中です。
当時のグレン&KKの年齢を超え‥‥。
スイープの登場率は高いです。
他のグレン特有の大きい手を生かした指癖
微妙に半音を入れる毎度のイレギュラーさ、
ワイドストレッチで本人と同じに弾くのは厳しく
タッピングに変更したり。
一瞬にして高速フルピッキングで6弦ローフレットから22フレットまで移動する
ガキガキオルタネイトフルピッキングの指板動きが一番苦労しています。
大体は掴みましたが

と、コレが当時ウルトラCの難易度と言われた
スイープ奏法をガチで避けられない大きな機会でした。

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4 コメント

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Home In My Shoesさん (太郎)
2020-05-03 00:29:01
トレンドを取り入れ進むというのもプリーストですね。
この頃は若いスラッシュメタラー達に影響受けて
もう自分のスタイルで固め円熟期に入るのに
グレン&KKは貧欲にハードトレーニングしたそうです。
この時期、メタル系のスイープは上昇下降を繰り返すモノが一番ウケたと思います。
JAZZ系のスイープって2、3弦、何事も無くフレーズに組み込まれるモノもありますよね。
メタルの場合はキメてやる!見てろ!という、この頃はそんな気合にも思えます。
プリーストの作品は出す度に物議を呼びますが
スピードだけで押さなかったプリースト、
「ヘビーなメタル」ですもんね。極めたバンドです。
返信する
Unknown (Home In My Shoes)
2020-05-02 01:26:37
超・名曲「PainKIller」!初めて聴いたときはもちろんですが、何回聴いても驚きます。メタル・ゴッドとは、やはり彼らなのだと肚から思います。

ご紹介の動画の方、すごいですね(@_@)。実際、私ごときには、ソロの始まりだけでもう混乱しちゃいます、渡辺香津美のコピーでスィープがしばしば出てくるのですが、メタル系のそれとはなんか違う感じ。一方、我らのメタル・ゴッドは気合入りまくりですね。

ジューダスが神であり続けてるのは、新しいテクニックにも果敢に取り組んでモノにしてることもあるのでしょうか。

いやー、すごいわ。
返信する
ES335TDCさん (太郎)
2020-04-29 23:44:39
ガンズが登場してシュラプネル系テクニカルギタリストブームが
終わるか?の微妙な境目でしたね。プリーストが若い奴らには負けない
吸収しようと、リアルタイムに近い形でオヤジ魂を見せたテクニックでした。
今では難関では無いテクニックですが、気概と表現力が半端なくて。
好みも有りますし、私なんかはイングウェイは勿論シュラプネル系には
全く興味無かったのですが
当時のギター小僧達には避けて通れないテクでしたね。
普段ギター上手いのにスイープだけは出来ない、または
スイープ出来ればヒーロー、古く言えばパープルのハイウェイスター弾ければヒーロー的な。
同じく6弦からというのに間、タイミングミスるとショボくなるので
スピーディーな曲な曲では避けてます。腕も動かないしで(・・;)
色々縛りって出てきますよね。私はジェイクEリーの発言を聞いて
2000年迄アーミングを縛ってました。
リズムとかは、元々優れておらず、尚且つバンド歴では先輩だった
親友がドラマー出身且つダンスもキレキレな奴に大人数の前で
公然とダメ出し食らっていたので、劣っているモノを補う感じでしょうか。
返信する
Unknown (ES335TDC)
2020-04-29 13:30:44
太郎 さん


私、お恥ずかしながらジューダス・プリーストはほぼ知らないのですが、スウィープなんて出てくるんですね。なんか意外でした。

10代の頃、やはりYGで出て来たスウィープ特集なんかに目を通してやってみたのですが、アタック感がない音色がなんか自分に合わない気がしてしまって… ^^;)。あと、6弦~1弦に上昇/また逆に下降と言ったフレーズが、アドリブを弾く時に自分の頭には絶対浮かばないなぁ…と感じた事もあり、すぐにスウィープはやらなくなってしまいました。

※せいぜい2~3本の弦をダウン→ダウンで弾く事がたまにある程度です。

タッピングも同様に嫌いではないのですが、自分の中では絶対にやらない…と20代の頃に決めた事の一つではあります。

太郎さんは結構色々とやられますよね。特にスウィープは弾くだけならともかく、リズムを正確に保つのが難しい! 凄いなぁと思います ^^)/。
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