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現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

Gibsonは作り悪いって本当?という動画

2020年12月29日 | 楽器
私の世代位迄?もうチト後も?
ギブソンは憧れのギターでした。
ギブソンもフェンダーもギターの王様という存在に。

TC楽器さんのトークですね。
滅茶苦茶興味深く、尚且つかなり頷かされた動画でした。
ギブソン、フェンダー至上主義の方もかなり多かったと思いますが
色んな面でドンピシャな内容のトークでした。

ギブソンもフェンダーも紆余曲折、買収や本格的な商業化で
質が色々変わる歴史を歩みました。

ギブソンは19世紀からのメーカーですしね、
造りが雑!等色々言われますが
やはりどうやってもギブソンにしか出せない音!という現実が生じます。
色んな時代を歩んでも、例えばフライングVもSG
やっぱりギブソンが欲しいと思ってしまいますね。
レスポールは、まあ良いかな?後、箱モノも同様。

ギター造り始めた40〜50年代、
ギブソンのL-7を数本使っていた元ブログ友達で
買ったギターをtmpで燻製加工迄されていたジャズギタリストの
otasaruさんの40年代か50年代初頭の
ピックギター、L−7を使われてましたが、工房で見て貰った時
「正に職人が造ったギター!」と感心&絶賛されていた様なんですよね。
共演していた頃、良く使われていました。


TC楽器さんの動画ですが
ホント、つくづくそう思う所がピンポイントで
言い当てられている気がします。
時間の有る方は観て頂いた方が一番早いです。

Gibsonは作り悪いって本当?


輸入代理店をしていた山野楽器さんに対して
同業者の方々では色々と嫌な思いをされている方も
いらっしゃる様でしたが、正直言って安心感が有りました。
現地で買付ししっかり検品され、検品に通ったモノが輸入されていたので
私の世代では山野さんの頃のが安心する感が有りました。
何と言っても06年に購入したギブソン直輸入品のES335が大ハズレ
見事に苦しみましたしね。アレは辛かった‥。
今でもチューニングが怪しいです。
もしかして敢えてB級品を直輸入したのかも知れませんが。
使うタイミングを逃し、今最も実用化したいギターなのですが‥。
YAMAHAが代理店だった頃も卸しをされていた方の生々しい話では
80年代にあまり良くないロットのモノが有り
値段下げ、頼み込んで大手楽器屋さんに買ってもらったという話も。

木材伐採制限が出たり、資本金1000万円以上の所には
卸せないギブソンジャパンになってから一時期かなり不信感は
持った事あります。
木材の質低下はどこのメーカーでも同じかと思いますが
「ギターの寿命が短くなった」という所は納得してしまいました。
個体差は当然有りますが。
勿論、今ではヴィンテージと呼ばれるモノの個体差も相当で
中には取り返しが付かないネックの反りをされた方もいらっしゃいますし。
後、正直、憧れのギブソン!とは思えない廉価品や
迷走品?も出ましたし。
あの「イカ天」の様なエクスプローラーは本当に驚かされました。
今は変わったかと思いますがレスポールカスタムのエボニー材が
FBIに差押え喰らった事も有ってか?指板がリッチライトという樹脂になり
弾いてみても「‥‥」という個人的感想を持ったり。

90年代のヒスコレが良い!という事は耳にしてましたし、
このブログでもコメント頂いたり。
99年迄のヒスコレレスポールはホンジュラスマホガニーを使えていたんですね。
以前奥田民生の所有するレスポール弾き比べで90年代のモノは
硬い感じの音がしましたがホンジュラスマホガニーの影響だったのかも?
70〜80年代は明らかにおかしいという話も。
フロイドローズでリバースヘッドのストラトタイプが出たり
70年代には今見たら面白いギター
RD、マローダー、ザ・ポール、ボルトオンのフラットトップのレスポール、
コレはコレで面白いのですが
80年代、特にレスポールスタンダードは過去のギター的存在に
なってしまった事が有りましたし。
80年代後半に登場したガンズ&ローゼスのリードギタリスト、
スラッシュが使ったトラ目のレスポール(レプリカ)が衝撃的で
物凄いレスポールスタンダードリバイバルがやってきて
復活を遂げましたね。

後、70年代から導入されたメイプルネックのレスポール。
音が固くて正直好きでは無かったですが
元バンドメイトが昔の引っ張り出してステージで使っていた音を聞き
気持ちはメイプルネックレスポールに寄った時期がありました。
コレに拘るのはザックワイルドやジョンサイクスですか。
ハードロック&ヘビーメタル畑ですが。

後、国産品も同じですが70年代のモノって音が硬いという
コレも納得ですね。フェンダーが特にそうですし。

飛びますが、その良かったと言われる40〜50年代のモノで
スペックがテキトーというのも面白いですね。
弾いた事無いですが名PUのPAFもアルニコ2だったりアルニコ5だったり
不純物が混ざったり、その他色々なテキトーさが混じり、偶然の産物で
コレが名機と手に入りづらいシロモノに迄なった様ですし。
コレをバラバラに解体したジョージリンチは凄いですが。
(後年、大後悔した様です)

そして「ウェザーチェック」がボロ扱いでオーバーラッカーになった事等
うなづいてしまいますな。
商品として綺麗なモノ!という、今となっては残念な所が。

ギブソン破産という事でメンフィス工場がなくなってしまった事は
残念ですな。顔なじみの店員さんは破産したギブソンに
しっかり後悔して貰い、お金持ちの会社に管理された方が良い!
と痛烈に仰っていた方が居ました。
あの蛍光色のアコギは、衝撃的でしたなぁ。

まあしかし、ギブソンは良い!という所は
やはり同じ気持ちです。

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12 コメント

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Unknown (ES335TDC)
2020-12-30 16:27:58
太郎 さん


ギブソンが憧れのギターと言うのは、特に我々よりも上の世代の方で顕著ですね。勿論良いギターもありますが、そうではない物も沢山あるのに、名前だけで異常にありがたがる方の比率が上の世代ほど高いと感じます。

作りという面では、日本人の感覚からすると根本的に欧米のギターは雑に感じてしまいます。ただ、それが楽器として雑にしてはいけない部分にまで及んでいるか、そこは守られているか…。

ここが重要なだけと思っていますし、実際'50~'60年代までのギターと'70年代以降のギターの違いではないでしょうか (そういう意味でPRSはあまりアメリカンな感じがせず、日本製のギターに近く感じる事があります)。
その最たる物がネックのセットでしょうね。

ギブソンは良い音のするギターを作ろうと思えば必ず作れると思います。ですが、その為にはどうしても手間とコストをかけなければならず、現状は数少ない限定モデルに限ってそれを行っている印象です。

因みに、メイプルネックのレス・ポールって面白い音しますよね。私のスタイルにはマッチしませんが、あれでしか出せない音は確実にあると感じます。
返信する
ES335TDCさん (太郎)
2020-12-31 01:02:33
私達の世代は高校生でも当時の土方のアルバイト頑張ったら
1ヶ月分の給料分で購入出来ましたしね、ギブソンより高いギターも多かったですし。
私は憧れでしたが周りのメタラーはジャクソンやクレーマーUSAに寄ってましたな。
テキトーさという面でギブソンジャパンなってもモノで
セットネックがすっぽり外れた写真を見た事がありますね。買われた方で。
ヨーロッパのギター、日本に入って来ないモノが凄く多いそうですね。
ヨーロッパはどうでしょう。フェンダーは山野時代の57、62以外、
10本試して気にいるのが2本位でしたかな。
今出ている日本に高級USAギターはかなりしっかりしていると思います。
Suhrなんて凄く良いですし。ギブソンの音を作り出す、そしてヴィンテージを目指す
そういうビルダーさんが海外に居るのは聞いた事ありますね。
しかし、中々買い易い金額でお目にかかれないでしょう。
90、2000年代のヒスコレを買って育てておけば良かったな、と思う事が有ります。
アメリカの楽器屋さんで「日本に良いギターが沢山有るのに何で米製にこだわるんだい!?」
と、不思議に思う人多いみたいですね。
メイプルのカスタムの音はやはり違いますよね。アレはメイプルネックでないと
出ない音ですね。この音に拘る日本人の方もいらっしゃいますね。
返信する
Unknown (Home In My Shoes)
2020-12-31 08:17:06
こんにちは(*´ω`*)。

さっき洗濯物干しながら、音声だけ聴いてました。とっても面白かったです。

さすが中古楽器屋さんの店員さん、お若いのに造詣が深く現場の声でした。

そうですよね、作ってる人、設備、材料、会社の事情で変わりますよね。当たり前のことなのに、ギブソン!レスポール!っていうだけで、そんなこともわかんなくなってしまいます。

太郎さんご指摘とおり、私の世代なんてフェンギブはプロが持つもの、超憧れだったもので、「悪いギブソンなんてあるの?」ってとこからスタートしてるもんで。

日本的な感覚からの「雑さ」って、日本産以外の製品全てに言えそうですよね。例として外れかもしれませんが、かつてトヨタのクラウンがモデルチェンジの際に実は先代から改良すべきとこが特になくて、結局「左右の窓の開く・閉じるのタイミングをきっちり一致させる」ことを熱心にやったらめっちゃ好評だったとか。工芸品かよ。

私、ハムバッカーが欲しくて中古のレスポールならなんでもいい!だってギブソンだもーん、とか思ってお金貯めてましたが、まさかのヤマハSGでホント良かったって、この動画見て思いました(*´ω`*)。きっと安値のテキトーなレスポール買ってたと思うので。

昔のギブソンがハイエンド的なつくりってのは、色々示唆に富む言葉でしたね。ためになりました(*´ω`*)。

ちなみにヤマハSG1000、丁寧な作りだと思います。
返信する
Home In My Shoesさん (太郎)
2021-01-01 20:35:06
こんばんは。
中々、関心有る気持ち惹かれた動画でしたので
お借りし記事にしてしまいました。
どこの企業でも進化研げないと生きていけないのが
世の常ですし、近代の進化は急激な感じしますしで。
ジャパンヴィンテージが見直される迄、国産品をけちょんけちょんに言っていた人達も
コロっと変わった事もあったり。80年代、国産のバラマキが
イメージ悪くした、という負のイメージも有りましたが。
ギブソンは神棚モノだったでしょうしね。やはり50代バンドにレスポール持って行った時
皆、大ベテランなのに喰いつきが良く驚いたりと意外な面に遭遇したり。
職人さんによって今では古参と言われる人達でPRSを認めない!
という方も沢山いらっしゃったので、千差万別だとも思えるのですが
とんでもない大陸性の雑安ギターに遭遇した事があるので
その酷さに比べたら?と比べるのも失礼かもですが、ギブソンは全然良かったり。
同じレスポールという名のギターも今ではレギュラー品とカスタムショップ製と分かれ
別物な感じしますし。時代時代使う木材の質も変わり
私のレスポールは9つ穴が空いているそうなんですよね。
何と言うのか、日本人のマジメな勤勉性という国民性もありますしね、
触っただけで造りの良いギター!と思うモノも沢山有りますよね。
YAMAHA・SG1000、2000クラスは日本が誇る名機ですよね。
カルロスサンタナ然り、意外な名ギタリストがレコーディングで使っていたりするんです。
返信する
Unknown (うた)
2021-01-02 13:52:08
ご無沙汰しております。

Gibsonヒスコレのホンマホ問題ですが、私も随分とハマった身分でこれまでの所有歴として94.98年のレスポールカスタム、96年の59やキルトトップのものを持っておりました。どれもそんなに木材から感じるような魅力のあるトーンには感じませんでしたね
どこか鳴りきっていないような感じが共通してあります、、、それでも今より木材は確かに良さそうなのは目に見えて感じましたね。
個人的には2007年なんかの指板に良材が使われていた時期のヒスコレがボディ、ネック含めてサウンドも印象が良いですね。

今現在は95年の57だけ持っておりますがそれは色々と手を加えてお気に入りとなってます^ ^
返信する
うたさん (太郎)
2021-01-02 23:00:01
ご無沙汰しております。

と、そんなに沢山お持ちだったのですか。
凄いですねぇ。
世に流通しているマホガニーとホンマホって弾いた感じがかなり違う感覚でした。
グレコが2000年代、結構投入していましたね。
ほぼ廃盤になったのが残念ですがホンマホという響きだけでも
お金出す価値を感じてしまうというか‥。と、90年代にギブソンが
こんなにバリエーションを変えていた事、PUの質の向上等
後になって色々驚きました。
個人的に今の木材&値段upは正直悲しい時代になりました。
おまけにこのご時世なので中古業界の出入りが
激しくなる気がしてきまして。
結構沢山ギブソンを試されている様で、頂いたコメントも
かなり興味深いです。次にヒスコレ等弾き比べ出来るのはいつになるやら。
返信する
Unknown (うた)
2021-01-03 16:23:55
太郎さんのコメントはそのまま私の感想になります笑
グレコは本当に安かったです…今では信じられないてですが2000年代はホンマホが各メーカーでも流通に多く出ていたと感じます。
今はもう新品に魅力が見つけにいくですね、材は悪いは値段は高いわだと中古相場が上がる原因となりますから。
私も、一度に所有できるほどの身分ではないのでじっくりと持ち替えながら検証した訳ではないのですがその年代の質感はよく覚えています。
初期のヒスコレが特別いいだの言ってるのはちょっと都市伝説かなという印象です。
でも94年のカスタムの塗装は確実に薄いように感じました、マーフィーが吹いたものだったのかも?しれません。今では考えられないほどのベースボールバットでしたが笑
同じホンマホでもcrewsなんかは怪しいですが
kigoshiギターなんかは本当に職人が選んだ古材な感じがしますよ。
ビルダーに質問したときの回答ですが、コレクション的にストックしてた材を当時は使ってたようです
返信する
うたさん (太郎)
2021-01-03 20:49:23
色々‥具現化しづらい所ではありますが
同じ思いをされている方は多いと思います。
思い出しましたが2010年頃クルーズが、寺田が長年ストックしていた木材を使い
KTRのPUを乗せた限定モノが飛ぶように売れてましたね。
グレコはGZシリーズがゼマイティスの手前、差別化でホンマホと記述出来なかったのかな?
とか思います。GZは欲しかったです。PRSシェイプのモノは
ネックも音もガッツ!という感じでした。
kigoshiは未だ出会えていないので、何とも感想が言えないのですが拘ってそうですね。
色々、持ち変えたのですね。一時トムマーフィーエイジドモノと
カスタムショップレギュラー品との値段差が50万円程開きが有ったのは驚きましたが。
新品の方が売る時高値で買取られますが、その頃のギターがもう希少品で
検索しても見つからないですし。御茶ノ水も中古の取り扱い店増えましたしで
中古市場の値段高騰が怖いです。今後どうなるか?分からないですし。
返信する
Unknown (うた)
2021-01-03 22:49:00
レスポールだと89年のレギュラーですがカスタムは鳴りとTONEが唯一手にしたヴィンテージに近いサウンドを出してましたのであの辺りも見つけたら触ってみてほしいですね。

crewsのあの辺はそれこそバーストの再来!!などの謳い文句もありましたが…??という感想です。
30万円代でホンマホハカランダという工業製品としては素晴らしい印象でしたが、今となっては60万円まで跳ね上がっておりますから国産モデルも何ともいえないジャンルになりましたね汗
まあ、、、材の枯渇が全てでしょうか…
ハカランダ、ハードメイプルはまだ探せば見つかるようですが、ホンマホがないとお聞きしてます。

追伸ですがsugiのココボロdhを探して購入しました。他にない素晴らしいサウンドですがネックの薄さに四苦八苦しております。
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うたさん (太郎)
2021-01-03 23:37:03
89年頃、日本の楽器屋さんがカスタムショップに
オーダーした限定スタンダードとカスタムを思い出しました。
今、市場にどれだけ流通しているか分かりませんが沢山のレスポールを
試された方の意見は貴重ですので、出会ってみたいです。
以前記事にした島村楽器のHISTORYなんかはホンマホ、ハカランダのモノが
新品で20万円と営業有ったのでずよね。
ホンマホは、そういえば以前、単品材木屋さんのネット販売でも
他の木材の数倍高額でしたな。もう10年以上前ですが。
と、60万円迄跳ね上がると気持ちが萎えてくるというか。
マークノップラーモデル58とか気にはなっておりましたが
sugi購入とこの不安なご時世で更に手の届かない存在になりました。
あら、ココボロDHを買われたのですか。チト羨ましいです。
極太レスポールを弾かれていたら感覚狂いますよね。
ウチにも一本極太レスポールタイプが有りますが、怪我が辛い今
逆に手が出ません(泣)

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