マーデラスライブ 渋谷ルイードＫ２

ブログ友人のＫＡＮＡさんにお誘い頂き
元デストローズのボーカリスト蛇石マリナのソロプロジェクトが
バンドになったマーデラスの東京公演が渋谷ルイードＫ２で
開催されました。

私、原宿時代のルイードは出演したり足を運んでいたのですが
ミュージックランドＫＥＹの下にある現在のルイード（Ｋ２）
キャパが小さく、何だか神楽坂エクスプロージョンを思い出しました。
ソールドアウトという事もあって開演２時間前にはもう人がワラワラと。
（その間、私達はＫＥＹに居ました）

で、整理券番号通りに入場したら
もう、人がパンパン！２００人は入ったでしょうかな？
チケットは前売りの段階でソールドアウト、
女性客も見られましたが、殆どは中年男性客
ステージに立つメンバーは２０代の若者達、
客席は中年男子という、このコントラストは
私個人では生まれて初めての光景だったのではないかな？
中にはもう終了した名阪の公演にも足を運んだ人も
そこそこ居るらしく・・ステージが始まったら
人口密度がパンパンのライブとなりました。
お客さんのノリも凄い！
やはり蛇石マリナちゃんのファンが多いのかしら？
ＫＡＮＡさんの話ではステージ最前列近辺の人達は
マリナちゃんがデストローズ時代からのファンが多いそうで。
いやぁ・・凄い熱気だった。

私は２曲入りのミニアルバムしか聴いていないし
デストローズの曲も存じないのですが
曲の展開は所謂「嬢メタル」の延長路線にある感じなので
ヘビーなリフ、前ノリにシンバルが入るアニソン的なサビで合唱
綺麗でテクニカルなツインリード、この展開がスタンダートな感じでした。
でも、演奏の勢いの前には曲の構成はどうでも良くなる感じで
会場が大合唱でした。
ただ、蛇石マリナ嬢のあの小さい体全身を使った
浜田麻里並みのハイトーンに演歌ビブラートが圧倒し
他のパートが聴こえなくなる時も。
いやぁ・・天性のジャパニーズレディースメタルシンガーかもです。
そして、最初、女性かと思ったベース君のプレイが良かったですね。
コミカルなＭＣで会場を盛り上げてたドラム君のツーバスが
重低音で響くと「あぁ、メタルなライブだ」と心地良い
ツーバスの響きです。
今回、サポートギターが参加して、ジミ～に裏方に徹していた感じですが
彼もワウと正確で輪郭のハッキリしたオルタネイトピッキングが
上手かったですねぇ。
ただ・・・一つクレームを入れるとしたら
ギター＆メインコンポーザーのリードギター君のギターサウンドが
小さく、そして音作りが何であの音を作るかなぁ？というコシの無さ・・。
ジャクソンのランディーＶやストラトを使っていましたが
コシが無いので輪郭がハッキリせず、他の楽器の音に埋もれてしまうのです。
ので、プレイもテクニカルかつ泣きのフレーズも入れているのですが
キレがイマイチのように聴こえてしまう。
ここがとても残念な所でした。
もしかしたら、聞こえというより本人が弾き易い易い
マイルドでツブの揃ったような音作りなのかな？と想像しました。


デッドエンドのカバー、当時のインディーズでは異例の１万枚を
売り上げた名盤「デッドライン」の１曲目
「SPIDER IN THE BRAIN」が始まると、私のテンションは一番上がったかも
知れません。会場も、もしかｌしたら一番盛り上がっていたかも？
会場を後にするファンの方々がそう話しているのも聞こえました。

その後、ステージはオリジナル曲、デストローズ時代の曲と
フルセットで演奏しきり、大フィナーレで幕を閉じました。
蛇石マリナ嬢の歌やバキバキ言っていたベース君のプレイを聴いていると
２年以上ステージから遠ざかっている私自身が悔しくなるような
「やらなきゃ！」と思うようなライブでした。

終演後、近くにある、渋谷に来ると良く行く
宮崎地鶏炭火焼のお店でＫＡＮＡさんと乾杯。
メタルやブルースの話だけでは無く
水泳やスキーの話等、色々聞けました。
スキー等は病気するまで毎シーズン数回ゲレンデに行っていた頃を
思い出させてもらうようなスキー話で盛り上がった所で
電車の都合でお開きとなりました。

因みに、マーデラスの追加公演も決まり
東北や札幌でもライブやる事となり
会場を後にする時には長蛇の列が出来ていました。