シンデレラ…ハートブレイクステーション

如何にも、LAメタル的な「ナイトソングス」でデビューし
この頃の例えば「サムバディーシェイクミー」等
ストレートなハードロックが好きなファンも多いですが
セカンドからのブルースハードロック路線
またですが、例えば「ジプシーロード」等
ブルージーなカッコ良いロックを披露し
そして三作目の「ハートブレイクステーション」で
このバンドの方向性を極めた気がします。

ボーカル&ギターのフロントマン、そして
ヴィンテージギターコレクターとしても有名な
トムキーファー。
歌に殆んどのリードギターに、ピアノにと、
正に千両役者で、トムキーファーばかり目だっていましたが
実は派手ではない堅実なバンド。
相方ギタリストのジェフの明るい笑顔とギター回し
アクションが正直、可哀想に見えたり。(--;)
この人は如何にもハードロックギタリストで
この頃、ギタープレイは完全にトムが握っていましたし。
そして、ドラマーのブレッドコーリー。
セカンドではドラム叩かせて貰えず
セカンドの来日公演では、ド下手！と
散々ボロカスにコキおろされたドラミング。
ドラムソロは失笑モノだったと。
しかし、奮起したのか？「ハートブレイクステーション」では
皆が称賛するドラミングを披露し、素晴らしいドラマーとなり
スティーブンアドラーが脱退した当時の怪物バンドとなっていた
ガンズアンドローゼスにヘルプのドラマーとして
ツアーに回る等、ドラマーとして、驚異的大出世。

私は女性と初めて二人きりでお誘いしお出掛けしたのが
このシンデレラのライブでした。
しかし、会場である代々木の「NHKホール」に向かう途中
人妻&下心ナシという実情を知り、無様な男となった思い出が強い、正に「ハートブレイクステーション」状態…
友人達に「太郎がデートだとよ！！」と
興味津々にしていた友人達に
何と言い訳しようか？と悩んで終わったコンサートでした(--;)