ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

イングウェイマルムスティーンを弾かされそうになる

2020年09月23日 | テクニック
1つ、中々ドラマーが見つからないバンドのメンバー募集で
コンタクトと取ったドラマーさんが、セッションに興味を持ち
セッション曲のリクエストとしてこの曲をリクエストしてきました。

Yngwie Malmsteen - I'll See the Light, Tonight


イングウェイのプレイはリアルタイムで
良い曲は多いし、フロントPUを使ったシングルコイルでの速弾き、
ディミニッシュ、ハーモニックマイナースケール等興味を持ちましたが
弾きすぎの俺様貴族プレイにはほぼ関心が持てないのでした。
まず、当時はネックの太いボロボロのグレコレスポールタイプを弾いていたので
当時多くのギタリストが上手いのにスイープは苦手状態だったので
一曲何となくコピーしてみただけで、カバーしたいとは思いませんでした。
私は後にネオクラシカル、メロスピ、メロパワと呼ばれる音楽が
好きでは無くなってしまうので。

しかし、この曲は衝撃だったんですね。高校生当時。
カッコいいギターリフにディミニッシュスケールのリフ、
そしていきなり転調する展開。
その転調が強引では無いし、Em7の響きもカッコ良かった。
イングウェイの曲では一番好きな曲かもです。
ジェフスコットソートの歌も声も良いし。
しかし、ギターソロはつまらなくて。
本人もインプロで弾いた様ですが。
正直、ボーカルの方をやりたかったです。

しかし、ドラム以外、全パート半音下げ。
半音下げギターを取り出し音取って見ました。
見事にイングウェイ代名詞、ディミニッシュスケールがふんだんに。
リズムギターは何とかなりました。
ギターソロはそれとなく似せて弾いたら逃げられると。
そのスケール通りに。

しかしギターソロ前のブリッジ部分の高速ペダル奏法!
鬼でした!おまけにキーボードとのユニゾン!
私、そこまで高速では無い弦飛びペダルは少しやりますが
一弦をリニアに使った高速ペダルは鬼!
テンポも落とし何度もトライしましたが、手グセが邪魔をして
附割り通りに弾けず、練習しまくり
結局、手と肩、首痛め、今でも痛いです。
今の年齢になって高速ハイパープレイをやらされるとは。

メンバーにこのリクエストの曲を提示したら
セッションプロでもやっているテクニカル対応のベーシストが、
何度もイングウェイバンドのヘルプをやったそうですが
どうにも演奏が纏まらずシックリ来ない。
ギタリスト以外へのパートのリスペクトが足りないミュージシャン、
そういう理由でこの曲はお断りする事に。
まあ、何とか理解して頂きましたが
いきなり音合わせセッション曲にイングウェイ、
そしてこの曲をやる発想に参りましたね。
私達世代がいきなりコレをセッションして良いヴァイブは得られないかな?
少なくとも私の腕では。
この高速リニアペダル奏法が無ければ、何とかそれとなく
トレースは出来たかもなんですが、恐らく演っても楽しくは無かったでしょう。
何度かドリームシアターカバーバンドのライブは観ましたが
個々のプレイはテクニカルでも、全然纏まっていないバンドを
何個か見た事は有ります。
と、コレが下の世代だとラクラクにこなし、楽しめる人は多いかと。
今のプレイヤーは技巧的には上手い人多いですからねぇ。


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