コージパウエル、ジャックブルース、ゲーリームーア ドンエイリー 「KILLER」

とあるプロジェクトでライブ有りましたが
本日、主催者から我々の枠が無くなったので2か月延期と連絡有り
コレについてはホッとしたのですが、また当面ライブが無いぞ！と。
ステージの間が空くとライブ感鈍るので、間空けたく無い。
しかも最近は機材トラブルばかり。
しかし、まあ‥どうもバンマス本人のスキル以上の無茶ぶり選曲が‥。
コージパウエルのソロ作「オーバーザトップ」の「キラー」です。
(カバーばかり‥アレンジしても尺だけ。)

先日記事にさせて貰いましたが
左手親指を痛めなるべく休ませているのに休ませてくれない選曲。
ギターはゲーリームーアです。
ソロコーナーは高速で弾きまくりで自由に弾き切ればいいのですが
ゲーリーのマシンガンピッキングの凄まじさとスピードと言ったら‥。
アウトスケールのソロに、最後12小節スリーコードになるのは面白いです。
ゲーリー特有の速弾きも炸裂ですが
他の曲が手一杯且つ、今は指痛いので今回の相方の方が弾くかも。
リズムギターは楽しそうだし。
ヒョウ柄ギター持っているゲーリームーア好きな人だし仕事人だし。
それより何より親指を庇えば小指、薬指が痛むので手に負えない所
テーマ部は勿論、リズムのキメが難しいったらもう。
数が数え切れませぬ。ソロよりリズムの方が難しい。



この曲ギターやキーボード(ドンエイリーですな)より
明らかにコージーのドラムとジャックブルースのベースが難しいでしょ。
ジャックブルースは好きなベーシストだし、難しい指癖にグルーヴ。
(亡くなる前に近くの席で観れて良かった。)
そしてコージーのツーバスドラムに至る所キメだらけ。
各パートも微妙にズラしていますし。無茶振りバンマスが多分一番シンドい。

この曲を演奏する事にばかり話しが行ってしまいましたが
「キラー」‥私はジャズドラマー、ビリーコブハムのアルバム
「スペクトラム」の一曲目「QUADRANT 4」の様な雰囲気がしました。
ヤンハマーの強烈なキーボードソロから始まる。
そして悲運のギタリスト、元ディープパープルのトミーボーリンの
出世作ですね。トミーボーリンのギターも凄いですが
リズムギターは一部スタジオミュージシャンのジョントロペイが弾いているとも。
そして、ヤンハマーのキーボードに惚れアルバム製作に誘った
ジェフベックの名作「ワイヤード」にも空気が似ている感じが。
「レッドブーツ」や「ブルーウィンド」等。
まあ、コージーもジェフベックグループに居りましたし
ジャズロック路線ですしね。フュージョンというよりジャズロックというか。
このメンバー、皆ジャズロックの作品に参加していますよね。
ゲーリーはコロシアムIIに参加しているし、ハードロックから
ブルーズギタリストの道へ行き、そのまま他界。
思えばゲーリーは私を含め、多くのギタリストをブルーズの道を
教えてくれた存在かも。ブルーズ1枚目からアルバートキングと
ギターバトルしましたしね。

因みにこの「オーバーザトップ」のLPは高校の数学教師に貰ったのですが
コレはコージーの代表作の一つですね。
私、17歳の時に貰ったのに、、、
あまり聴いていないのですよね。
しかしCDよりアナログのドラムの音が好きなので
外部録音でレコードプレーヤー引っ張り出し録音するか‥。
(しかしMP3に変換され後にWAVに変換しても音は劣化ですな)