Rage「The Missing Link」

Rageは好きなバンドのひとつでして、全アルバム所持しておりますが、はじめて手にしたアルバムが「The Missing Link」でした。
幸運にも、というのでしょうか。個人的にドンピシャの内容で捨て曲なしと言い切れる満足度でした。
このアルバムを最初に聴いたからこそ以前のアルバムも揃え、またずっと買い続けていると言っても過言ではありません。
音的には非常にハードでツーバスナンバー（諸外国ではダブルバスと言うらしいですが）などは正にジャーマンメタル！しかし何と言ってもこのバンドの一番の特長はそのメロディにあります。
いわゆる、よく国内版のオビに買いてある「北欧の哀愁漂う美旋律」みたいな、メロディアスハードとは少し違う、でもとてもメロディアスで、音はとてもハードなのに聞き終わると何故か悲しい感情が残る不思議な感覚です。ボーカル・ピーヴィーの少しメタリカチックな巻き舌っぽい歌い方はあまり好みではありませんが、それを差し引いてくれる、聴き込んでいくとメロディに吸い込まれていきます。メロディアス・ハードは好きだけとパワーメタルは？な方でも満足いただける名盤と思います。