それはデンマークに居た頃、訳あって学校は終わったものの帰国まで1ヶ月半近く、時間だけ空いた期間があった。最初は友達を訪ねたり、友達を招いたり、色々して過ごしていたがだんだん暇になってきた。お金もさほど持ち合わせてないが、時間だけはある。そんな時に思い付いたのが、徒歩の旅。
時間はかかるが、お金はかからない。確かにその時にはピッタリの提案だった。
そして、アドベンチャー的な事はそれまでの人生ほとんど経験のなかった私、人生アドベンチャーだらけの姉の提案にのり旅に出た(笑)
最初は元気良く歌なんぞ歌いながら歩いていた私たち。でもだんだんと疲れも出てきて寡黙になる。食事もスーパーでパンなど買って簡単に済ませ、とにかく歩いた。生まれて初めて、本当に足が棒になった(笑)
歩きながら涙が出そうにもなる。もう足が前へ行かないのだ。
6月だったからデンマークでは気候の良い時。上の様な景色を見ながら歩くのは気持ち良かったけど、後半はそんな余裕すらない。
夜はキャンプして、次の日また歩き始めたものの、私は断念。途中からバスに乗る。残り数キロ、姉は水ぶくれになった足なのに歩くと行って出発した。さすがアドベンチャー人生。私は先に目的地の街へ行き、ユースホステルを探し、スーパーで買い物をし姉を待つ。
日がくれる直前に姉は辿り着いた。今日はそんな話を思い出し大笑い。今だから笑えるけど、当時は大変だった。でもきっと、何でも大変だった事が思い出に残ったりするもんだなぁと。
人生、アドベンチャー
ちなみにこれが歩いたルートでした。(笑)
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