ブラームス連続演奏会の第4回目が、無事に終了いたしました。今回は弦楽四重奏がメインだったので私は1曲のみの参加。それでもシューマンのソナタという新しい曲への挑戦で、私にとっては大きな1曲でした。3楽章からなる曲ですが、それぞれに異なった雰囲気を持ち聴いて下さる方にも楽しんで頂けたのではないかと思います。
今回は初めて来て下さる知り合いが何人かいて、「初めてクラシックの演奏会に来たよ!」という言葉の後に「次回もまた来たい!!」と言ってくれました。これは演奏する側としては非常に嬉しい事です。クラシックというちょっと堅苦しいイメージのあるものが、「実はそうでもないのかな?」とか、「自分なりの楽しみ方」を見つけてくれたらいいなと思います。本来、「音楽はこうやって聴くもの」というのはないと思うんです。自分の状態、雰囲気によっても随分と感じ方は違ってくると思うし。来て下さったお客様が、「私音楽が分からないから、いつ拍手したらいいのか分からなくて…前に座ってた男性陣なら音楽を分かってる雰囲気だったからその人たちに合わせようとしたんだけど、なかなか拍手してくれなくて…」なんてお話をして下さいました。演奏者も緊張したりしますが、お客様も色々と考えて下さってるんですね。何だか心が温まりました。
その瞬間の音楽と、みなさんとを繋いでくれる空間が一期一会のように感じます。
だからこそ音楽って力があるのかなと思います。
その力を少しでも伝えられるように私は精進していかなくては!とまた思うのでした。
演奏中は緊張もしていますが、終わった後に見るみなさんの笑顔が何より充実感を与えてくれます。本当にみなさん、ありがとう!そしてこれからもよろしくお願いします。
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