皆さんが日ごろ使っている銀行、一体どんな基準で選んでいますか?
近所にあって便利だから。大手銀行だから安心。会社の給与振込指定なので。・・・まあ、理由はいろいろあるでしょうね。
それでは、自分の財産を守るために銀行を選ぶとしたらどうでしょう?
銀行なんてどこも同じじゃね~の?便利なところ選べばいいじゃん・・・
本当にそうでしょうか。この日本でも、これまで倒産した銀行ってありませんでしたか?
経済大国日本の中で皆さんにも大きな信頼を得るのが「都市銀行」でしょう。
でも、世界で見ると銀行規模の大きさは大したことはありません。
この一覧は、2008年12月発表の、世界の金融機関時価総額ランキングです。
これまでアメリカの銀行が世界首位を占めてきましたが、バンカメ、シティ、AIG、JPモルガンなどがこの金融恐慌で大痛手を受け、それに変わって中国勢が肩を並べてきました。
日本の銀行では、昨年から二つ順位を上げた、三菱東京UFJがトップで第9位ですが、この1年で世界の銀行はいずれも時価総額が半減してしまいました。
「HSBC」は香港上海銀行と言いますが、イギリス老舗の大銀行です。
日本にも支店があり、この大不況の中、アジア、中東、新興国に力を入れ業績を伸ばしています。
HSBCの格付け、評価がどれほどすごいか以下にその一部をご紹介しましょう。
08’2月世界の銀行ブランド価値ランキングでトップに
欧州において時価総額1位である HSBCは、金融専門誌The Banker による世界の銀行ブランド価値ランキング・トップ500 で第1位となりました。また、同誌から銀行では唯一最高ランクAAA のブランド格付を取得しました。
2004年に同番付が開始されて以来、米系以外の企業が初首位に。世界有力企業2000社番付においては、銀行業界からは315 社がランクインしており、1 業種としては最多。
08’7月世界の主要銀行調査で1位に
英国の金融専門誌「ザ・バンカー」が行った世界の主要銀行1000社の調査において、HSBCは1位を獲得しました。これは、1999年からの米系企業による首位独占を覆すもので、昨年の3位からの2ランクアップでもあります。HSBCはTier1資本比率の水準、昨年に最高益を更新した税引前利益により、トップとなっております。
08’ユーロマネー・アワード・フォー・エクセレンス14部門で受賞
グローバルには“Best Emerging Markets Bank”の栄冠に輝き、他にも7つの部門で上位に入りました。また、“Best Investment Bank in the Middle East”, “Best Debt House in Asia”, “Best Project Finance House in Asia” や“Best Cash Management House in Asia”の受賞は、HSBCが新興国市場に強いことの現れであるといえるでしょう。
いかがでしょうか?日本の都市銀行ではこんなに世界で評価されているところはありません。
昨年11月にドバイの金融視察に行ってきました。それまでドバイには、何だか投資資本が莫大に流入し、オイルマネーもあり何でもそろった夢の楽園というイメージがあったのですが、実際に行ってみるとまだまだこれからの開発なんだと分かります。
コンビニや飲食店など、普通にありそうなものが全く発達していない。
そんな中でもHSBCだけはいたるところで目にします。
HSBCのキャッシュカードを持っていれば、世界中どこに行っても現地通貨でお金を引き出せます。
これは日本で使うときでも同じです。セブンイレブンかゆうちょのATMで24時間使えますよ。
ドバイ金融街に建つHSBCビル
幹線道路沿いにも大きな看板が目に付く
それではHSBCの概要をフリップで見てみましょう。
HSBCは世界中にありますが、税法などはその所在国に属します。
やはり一番人気は、日本に一番近いオフショア地域と言われる「香港」です。
香港の税率は、法人税MAX16.5%、所得税MAX15%と日本からすると大変低利率ですが、今後さらに引き下げられるようです。
何といっても投資する方、財産保全したい方には相続・贈与・利子配当の諸税がないというのがすごいでしょう。
注意:香港では徴税されず口座に残りますが、普通の方は日本で申告する義務があります。企業が海外法人を作っているのはそのための対策なのです。非常に安い費用と維持費で持てる海外法人設立のサポートもいたしますのでご相談下さい。
1998年、日本版金融ビッグバーンとして、海外との垣根を取り去った自由化が始まりました。つまり、海外口座の開設や海外との金融取引が直接自由にできるようになったのです。
最近大流行のFX(外国為替)運用も、個人でできるようになったのはその時からです。
ところが、海外に目を向けた人は、日本との金融のギャップに愕然としました。これまで安全安心と考えていた日本の金融機関が、借金大国の借用書「国債」のお得意先にされ、顧客への利益配分より会社の利益を優先し、さらに超低金利で預金価値を無くしてしまっていることに気付いたのです。
海外の常識を知った方は、日本に「日本円」だけで資産を持つ恐ろしさを知ります。すると当然、日本から海外に個人資産が流出するようになるのです。
2年ほど前に「年間30兆円以上の個人資産が海外に流れる」と、あたかも悪いことをしているようなニュースが流れました。
当然把握できている数字でこれだけの額ですから、今現在どれだけの金融財産が海外に出て行っているか未知数です。
国内大手の会社でさえ、日本の税法や金融の複雑さから、海外法人を持ち企業の利益が日本に戻らない防衛策を取り始めています。
政府もいくらか危機感を募らせたのか、海外での利益の還流は非課税にするという動きも見え始めましたが、税収が下がる一方の日本にとってどこかで回収する策は必ず練ってくるでしょう。
今はまだ、海外の銀行口座を持とうと思えば、英語が堪能な方、コネクションを持った方であれば開設できます。
でも、将来は今のアメリカのように、日本国籍のあるものは日本以外で銀行口座を開設できないと規制されるのではないかと思います。
鳩山大臣もインタビューで言ってましたから・・・
オフショア銀行口座開設、海外法人設立については、海外との契約になりますので、将来的にも日本語サポートがあると安心です。
私共は、香港、マカオに日本人スタッフを持ちいつでも対応できるシステムを持っております。
お問い合わせは、メッセージを送るからお願いします。
楽しい香港旅行、口座開設、金融保険会社訪問がセットになった、香港金融視察セミナーを毎月開催しています。一緒に行きましょう。
$100万の夜景:ビクトリアハーバーから眺める香港金融センター
右側の賑やかにライトアップしたビルがHSBCメインビルです。