講演会などに行きますと、いろんな年齢層の方とお会いします。その中には、投資のことなど全く無縁でこれからもそんな余裕はないけれど、少しお金の勉強をしておきたいとご来場いただく主婦の方たちもいらっしゃいます。
本当にありがとうございます
私の講演会は、投資の話には直接触れることはほとんどありません。
今の日本がどんな状態なのか、サラリーマン家庭がどうなっていくのかなど一般の方が直面する将来のお話をさせていただいております。
是非みなさんもお近くの会場においで下さいね。
知っていただきたいポイントはこんな感じです。
さて、そこで主婦の方たちにお聞きしますと、小さなお子様をお持ちの方などは、ほとんどと言っていいほど”学資保険”に加入されています。
実は我が家も3年ほど前まで加入して毎月掛金を払っていました。
二人分の学資保険代は、毎月2万5千円くらいでしたね。
結論から言うと、学資保険は掛金が戻る保険とお考え下さい。
決して積立の利回りがいいわけではありません。
満期、もしくは節目の時期に一時金を合わせて、トータルで積立てた金額程度の払戻しです。
営業マンは「それは保険が入っていますので・・・」と言いますが、保険保障が欲しいなら、子供なら月額1000円程度で保障のよい掛捨ての保険はいくらでもあります。
主婦は、ほとんどの方が学資が目的で学資積立しているのです。
掛捨ては損というイメージがありますが、実は今はそうではありませんよ。
高い掛金で利回りのない保険に加入しているのであれば、保険と預金を分けてファイナンシャルプランを立て直した方がよいと思います。
もう一つの大きな勘違いが”個人年金”です。
プロのFPでも、老後資金として公的年金の足しに個人年金をお勧めするのが定番です。
多くの方が勘違いしていますが、「積立」と聞くと、積立てた原資+運用利回りだから安全確実に多く増やせると思いがちです。
確かにほとんどの方が利用する確定年金保険商品なら、目減りすることはありませんが、その分利回りは少ないのです。
一体どれほどのリターンなのかを表したのが次の表です。見にくい方は表を右クリックして別画面で開いて下さい。
40歳男性が20年間個人年金保険に加入した場合の例です。
払戻率の多い商品の順に抽出したのですが、皆さんのイメージと比べてどうでしょうか?
つまり、一番払戻率のよい商品でも、3万円を20年間積立て、5年間我慢して65歳から10年に分けて年金をもらっても、その総額は積立総額の20%も余計にはもらえないのです。積立開始後年金としてもらい終えるまで、何と35年間です。
俺はもらえるときに全部もらうと言って、65歳の時に全額受取る場合は、わずか10%に満たない利回りしかつかないのです。
今の公的年金制度もそうですが、30年も先の将来、今と同じ感覚でお金をもらっても、物価が違うということくらいは誰でも分かりますね。
これが日本の常識で将来に備える商品です。公的年金の足しになりそうですか?
やはり、これからの時代、日本人もいくらかのリスクを取りながらもリターンを追及するやり方を覚える時代になったのだと思います。
詳細は知らないと損するお金の話⇒利息生活を目指そう-複利の力-をご覧下さい。
私は、子供の学資保険も日本の生命保険も入っていません。
だって、海外に行けばもっと安く、もっと利回りのいい、税的にもメリットのあるすごい商品が沢山あるのですから。
皆さんは買物する時、同じ商品なら安い店を、同じ価格ならもっとよい品物を探して買物しませんか?
私はそれを国という垣根を越えてやっているだけなんです。
18歳までに払込む保険料が496万円。受取れる学資の合計額が500万円。私は子供の学資保険を止めました。
私が始めたもの
今は、リスクを押さえ、払込金額の数倍リターンが期待できる、海外の変額積立年金保険が人気です。
今後もブログの中で、私が体験した楽しい商品をご紹介していきますのでお楽しみに