大阪都構想

大阪都構想
　　大阪都構想の何処がいけないのでしょうか、どうして皆が協力して都構想を推進しないのか、大阪を愛していないのか、大阪が田舎になっても良いのか、田舎にしたいのか、どうしても判らない、なぜ反対するのでしょう。
　　東京が直下地震に襲われて壊滅状態になった時、日本の司令塔を担うのは大阪しかない、大阪都と東京都が二輪で日本を支える構想は必要です。これは大阪だけの事ではなく日本の将来に必要な事です。それを党利党略で潰してよいのでしょうか。
　　私は自民党を支持する保守派ですが、大阪の自民党だけは支持できない。大阪の自民党は大阪の事を考えていない。もし考えていたのなら、維新の会が都構想を打ち出す前から、いやそれよりずーっと以前から大阪の府と市の仲違い、これを府市あわせ(不幸せ)と言わしめた数々の案件を処理できたはずです。これらから生ずる赤字財政にも対処できたはずです。これらの何れも対処できず、ずーっと党利党略個利個略に走り、無策だったのが何よりの証拠です。そこへ橋下徹さんが、やしきたかじんさんの後押しで維新の会を作り、大阪都構想を打ち出した。
　　都構想の取りかかりは大阪市の区割り変更から始まり、都構想の前哨戦として大阪市民の住民投票となったが、大阪府民は蚊帳の外。そして、その投票も、投票日の当日まで運動が出来るため、投票所の前で卑怯にも「賛成したら地下鉄やバスの無料パスが無くなるのやで」と年寄りを煽動し、この年寄りの票で、ごく僅かの差で反対票が多くなり、都構想は敗北した。ちなみに若い人の票は賛成票が多かった。無料パスがなくなると言う煽動で、年寄りが若い人の希望を潰した事になる。それをしたのが大阪市の自民党を始め、大阪市の他党の反対運動でした。大阪を不幸せにしたいと。
　　もしこれが、都構想に賛成か反対かを大阪府民に問えば、大阪府民850万人、うち大阪市民250万人で圧倒的に賛成票が多かったと想像出来ます。無料パスだけで言えば、大阪の地下鉄は大阪府民が乗るから黒字なのに、無料パスは大阪市民だけの特典で、府民は高い料金を払わされています。
　　大阪市長も大阪府知事も、都構想を継続する公約で当選していますから、これを実行したいと活動してきましたが、日本の事、大阪の事を忘れて、ただ、維新の会が都構想を実現させるのは反対、腹が立つ、この思い一心で、動いて居るのが自民党です。もしここで対立候補を出して、維新の会が負ける事になれば、大阪は元の府と市に戻り、未来永遠に大阪都は出来ないでしょう。自民党にその力はありませんから、もしあるのなら、維新の会なんか作らなくても、とうの昔に大阪都になっていたでしょうからね。
　　年寄りの私がつぶやいても生きている内には無理ですね。


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