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2020年12月の夜空

2020-11-23 15:51:55 | 天文・事象
2020年12月の夜空
2020年 12月
  12月になり今年も終わりに近づき、新しい年を迎える準備に忙しい時季となりました。その様な時でも、しばし手を止めて星空を眺めるのも良いものです。今月も流れ星の情報が2件あります。そして三日月と金星の大接近、木星と土星の大接近が見られます。来年は木星と土星が入れ替わって見えるようになるのですが、この様な現象は、そうそう見られるものではありませんからお見逃し無く、21日22日カレンダー丸印。では詳しく順を追って参りましょう。
★ 13日、未明の東南東の空で金星(-4.0等)と下弦の三日月(月齢27.9)が大接近します。トルコの国旗のようになるかも。三日月の月の出は4時58分ですから6時頃から夜明けまでが見頃でしょう。
★ 14日、ふたご座流星群が極大になります。14日の午前9時頃がピークになるそうですから14日と、15日が新月で条件もよろしい。ふたご座は20時頃東の空から昇って来ます。そして日が変わる夜中には天頂に達します。夜が明けるまで西の空にとどまっていますので流星をお楽しみください。
★ 21日、冬至。
★ 22日、夕暮れの南西の空で木星(-2.0等)と土星(0.6等)が大接近します。日没後1時間もしないうちに沈みますから早めの観測をお勧めします。西の空にアルタイル(0.8等)が輝いて居ます。なお、この大接近で木星と土星の位置が来年から東西入れ代わります。木星土星の高度が低いので西の空が開けている場所を選んでください。
★ 22日、こぐま座流星群が極大になります。22日の18時頃がピークと予想されています。こぐま座は北極星の周りをぐるぐる回る星座ですから目印は北極星です。上弦の月がありますが、夜半に沈みますので、それから条件が良くなります。
★ 23日24日、火星(-0.5等)と月(月齢8.4~9.4)が接近します。この日の月の出は12時49分と13時15分ですから、日没後の月は既に天頂近くにあります。夜半頃まで観測出来ます。
★ 国際宇宙ステーション (ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。  ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 12月の月、下弦の月は8日、新月●は15日、上弦の月は22日、満月○は30日です。満月の月の出は16時58分です。
★ 12月1日の大阪の日の出は6時47分、日の入りは16時47分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)  (2020/11/23)
  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。
  参考ブログ
  天文事象 2020年 年間の概況


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