2018年3月の夜空
2018年 3月
3月は21日が春分の日で昼と夜の時間が同じになります。冬の星座は西の空に傾き、代わって春の星座が昇って来ます。春の星座は春の大曲線が象徴で、北斗七星からアルクトゥルスを経てスピカに至る大曲線です、探してみてください。夕方には宵の明星、金星の輝きが増し、ひときわ目を引く存在になってきます。そして3月は明け方の話題が多い月です。
★ 16日、水星が東方最大離角となります。水星(0.2等)は何時も太陽に近いので、日頃見えない星ですが、太陽から東方に一番離れますので、夕方の西の空に沈んで行くのが見えます。しかし、見える頃は高度が低く(約10度)よく見えないかもしれません。光度は0.2等ありますから夕方早めの観測がお勧めです。金星(-3.9等)がそばに居ますので見付けやすいでしょう。
★ 27日の未明、3時頃南東の空から火星(0.4等)が昇って来ますが、その火星が27日に西矩となり、ますます地球に近づいて来ます。今年は15年ぶりの大接近(7月31日)の年で、これから7月にかけて話題に登ってくるでしょう。そばに土星(0.5等)が輝いていますし、西方向に少し離れて木星(-2.3等)も輝いています。
★ 31日は土星(0.5等)が西矩になります。未明の3時頃南東の空から火星(0.4等)と共に昇って来ます。5時頃には南の空に移ります。この土星も夏頃には天の川の中にあり、話題になるでしょう。小さな望遠鏡でも土星の環が見えるでしょう。
★ 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 3月の月、満月○は2日、下弦の月は9日、新月●は17日、上弦の月は25日、満月○は31日です。大阪での満月の月の出は18時12分と18時03分です。
★ 3月1日の大阪の日の出は6時28分、日の入りは17時54分です。
(大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。) (2018/02/21)
この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。
参考ブログ
天文事象 2018年 年間の概況
皆既月食 170(1104)
2018年 3月
3月は21日が春分の日で昼と夜の時間が同じになります。冬の星座は西の空に傾き、代わって春の星座が昇って来ます。春の星座は春の大曲線が象徴で、北斗七星からアルクトゥルスを経てスピカに至る大曲線です、探してみてください。夕方には宵の明星、金星の輝きが増し、ひときわ目を引く存在になってきます。そして3月は明け方の話題が多い月です。
★ 16日、水星が東方最大離角となります。水星(0.2等)は何時も太陽に近いので、日頃見えない星ですが、太陽から東方に一番離れますので、夕方の西の空に沈んで行くのが見えます。しかし、見える頃は高度が低く(約10度)よく見えないかもしれません。光度は0.2等ありますから夕方早めの観測がお勧めです。金星(-3.9等)がそばに居ますので見付けやすいでしょう。
★ 27日の未明、3時頃南東の空から火星(0.4等)が昇って来ますが、その火星が27日に西矩となり、ますます地球に近づいて来ます。今年は15年ぶりの大接近(7月31日)の年で、これから7月にかけて話題に登ってくるでしょう。そばに土星(0.5等)が輝いていますし、西方向に少し離れて木星(-2.3等)も輝いています。
★ 31日は土星(0.5等)が西矩になります。未明の3時頃南東の空から火星(0.4等)と共に昇って来ます。5時頃には南の空に移ります。この土星も夏頃には天の川の中にあり、話題になるでしょう。小さな望遠鏡でも土星の環が見えるでしょう。
★ 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 3月の月、満月○は2日、下弦の月は9日、新月●は17日、上弦の月は25日、満月○は31日です。大阪での満月の月の出は18時12分と18時03分です。
★ 3月1日の大阪の日の出は6時28分、日の入りは17時54分です。
(大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。) (2018/02/21)
この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。
参考ブログ
天文事象 2018年 年間の概況
皆既月食 170(1104)