2020年7月の夜空
2020年 7月
7月7日は七夕ですが、天ノ川は東の空から昇ったばかりで織女星ベガ(0.0等)も牽牛星アルタイル(0.8等)も目立ちません。やはり七夕は旧暦(8月25日)の方が天ノ川も空の真上に来て、よろしいようです。しかし、それでは遅すぎる感じがするので、仙台の七夕祭りのように8月6日~8日(8月7日)が設定されています。しかし、今年は新型コロナウイルス感染症蔓延のため、仙台の七夕祭りは中止だそうです。
7月の終わりの頃には、流星情報があり、夏休み最初の天文イベントと書きたいところですが、今年は新型コロナの影響で学校の夏休みがまちまちで短くなったりして気の毒な事になって居ります。7月の前半は梅雨空が続きますが、梅雨が明けますと東南の空で木星と土星が輝いて主役を務めます。
★ 5日、20時頃、東南の空で満月の月(月齢13.8)と木星(-2.7等)が接近します。東隣に土星が輝いています。この日の月の出は19時30分ですから、その後夜明けまで楽しめます。
★ 6日、21時頃、東南の空で満月の月(月齢14.8)と土星(0.2等)が接近します。西隣に木星が輝いています。この日の月の出は20時22分ですから、その後夜明けまで楽しめます。
★ 10日、金星(-4.5等)が最大光度になります。金星は夜明けの3時から4時頃、東の空から昇って来ます。金星は太陽が出ても見えます。
★ 12日、夜半の0時頃から東の空で火星(0.7等)と下弦の月(月齢20.8)が接近します。西側には土星(0.2等)と木星(-2.7等)が輝いています。この日の月の出は23時40分で月と共に東の空から昇ってきますから夜明けまで楽しめます。
★ 14日、木星が衝となります。光度が(-2.8等)となり、観測の好機です。夜半には南の空で輝いています。東隣には土星(0.2等)も輝いて居ます。
★ 21日、土星が衝となります。光度は(0.1等)ですが環が見やすい状態で観測出来ます。夜半には南の空で輝いています。隣の木星が目印です。
★ 30日、みずがめ座δ(デルタ)南・北 流星群が極大となります。みずがめ座は22時頃、南東の空から昇って来ます。輻射点はペガスス座、みずがめ座、木星土星を結ぶ範囲です。月が西の空にありますが1時頃には沈みますので条件は良くなります。
★ 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 7月の月、満月○は5日、下弦の月は13日、新月●は21日、上弦の月は27日です。大阪での満月の月の出は19時30分です。
★ 7月1日の大阪の日の出は4時49分、日の入りは19時15分です。
(大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。) (2020/06/26)
この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。
参考ブログ
天文事象 2020年 年間の概況
571(1505)
2020年 7月
7月7日は七夕ですが、天ノ川は東の空から昇ったばかりで織女星ベガ(0.0等)も牽牛星アルタイル(0.8等)も目立ちません。やはり七夕は旧暦(8月25日)の方が天ノ川も空の真上に来て、よろしいようです。しかし、それでは遅すぎる感じがするので、仙台の七夕祭りのように8月6日~8日(8月7日)が設定されています。しかし、今年は新型コロナウイルス感染症蔓延のため、仙台の七夕祭りは中止だそうです。
7月の終わりの頃には、流星情報があり、夏休み最初の天文イベントと書きたいところですが、今年は新型コロナの影響で学校の夏休みがまちまちで短くなったりして気の毒な事になって居ります。7月の前半は梅雨空が続きますが、梅雨が明けますと東南の空で木星と土星が輝いて主役を務めます。
★ 5日、20時頃、東南の空で満月の月(月齢13.8)と木星(-2.7等)が接近します。東隣に土星が輝いています。この日の月の出は19時30分ですから、その後夜明けまで楽しめます。
★ 6日、21時頃、東南の空で満月の月(月齢14.8)と土星(0.2等)が接近します。西隣に木星が輝いています。この日の月の出は20時22分ですから、その後夜明けまで楽しめます。
★ 10日、金星(-4.5等)が最大光度になります。金星は夜明けの3時から4時頃、東の空から昇って来ます。金星は太陽が出ても見えます。
★ 12日、夜半の0時頃から東の空で火星(0.7等)と下弦の月(月齢20.8)が接近します。西側には土星(0.2等)と木星(-2.7等)が輝いています。この日の月の出は23時40分で月と共に東の空から昇ってきますから夜明けまで楽しめます。
★ 14日、木星が衝となります。光度が(-2.8等)となり、観測の好機です。夜半には南の空で輝いています。東隣には土星(0.2等)も輝いて居ます。
★ 21日、土星が衝となります。光度は(0.1等)ですが環が見やすい状態で観測出来ます。夜半には南の空で輝いています。隣の木星が目印です。
★ 30日、みずがめ座δ(デルタ)南・北 流星群が極大となります。みずがめ座は22時頃、南東の空から昇って来ます。輻射点はペガスス座、みずがめ座、木星土星を結ぶ範囲です。月が西の空にありますが1時頃には沈みますので条件は良くなります。
★ 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 7月の月、満月○は5日、下弦の月は13日、新月●は21日、上弦の月は27日です。大阪での満月の月の出は19時30分です。
★ 7月1日の大阪の日の出は4時49分、日の入りは19時15分です。
(大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。) (2020/06/26)
この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。
参考ブログ
天文事象 2020年 年間の概況
571(1505)