2018年10月の夜空
2018年 10月
中秋の名月をご覧になりましたか? 私はNHKのテレビニュースで見ました。そして10月には流星群の情報が2つあり、これもテレビなどの話題になりましょう。又10月には十三夜があり、中秋の名月を見逃した向きにお勧めです。夜が長く、空気が澄んできましたので夜空を眺める絶好のシーズンとなりました。夜は冷えますので風邪を引かないようにね。
★ 9日、りゅう座流星群が極大になります。昔ジャコビニ流星群と呼ばれた流星群ですが、今年は午前9時頃極大になります。日中は見えないので残念ですが、この流星群は先月お知らせした 21P/ジャコビニ・ツィナー彗星の落とし物で、その中を地球が通過すると、地球の引力に引かれて星屑が落ちてくる、これが流星群です。りゅう座は北極星が目印です。北極星の周りをこぐま座が回っていますが、りゅう座はこのこぐま座を取り囲むようにして北極星の周りを回っています。その龍の頭辺りが輻射点です。8日の夜半から9日の明け方までの北の空に注目です。
★ 12日、夕方の南西の空で木星(-1.8等)と上弦の月(月齢3.0)が接近します。19時頃には没しますので早めの観測がお勧めです。
★ 15日、夕方の南の空で土星(0.5等)と上弦の月(月齢6.0)が接近します。21時頃には没しますのでそれまでに観測してください。
★ 18日、夕方の南の空で火星(-0.9等)と上弦の月(月齢9.0)が接近します。夜半には没しますので、それまでの観測がお勧めです。
★ 21日、十三夜のお月見、後の月と呼ばれ、栗名月とも呼ばれます。少し欠けて栗のように見えるからでしょう。栗をお供えしてお月見を楽しみましょう。
★ 22日、オリオン座流星群が極大になります。オリオン座は21日23時頃、東の空から昇って来ます。そして夜半過ぎの22日朝1時頃には南の空高くにかかってきます。午前2時頃に輻射のピークになると言われていますが、月があり条件は良くありません。月が沈むのは3時から4時頃です。
★ 25日、金星(-4.1等)が内合となります。宵の明星として輝いていた金星は内合で見えなくなります。11月には明けの明星として輝きます。
★ 国際宇宙ステーション (ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 10月の月、下弦の月は2日、新月●は9日、上弦の月は17日、満月○は25日です。満月の月の出は17時54分です。
★ 10月1日の大阪の日の出は5時52分、日の入りは17時43分です。
(大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。) (2018/09/25)
この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。
参考ブログ
天文事象 2018年 年間の概況
コスモスは宇宙 278(1212)
2018年 10月
中秋の名月をご覧になりましたか? 私はNHKのテレビニュースで見ました。そして10月には流星群の情報が2つあり、これもテレビなどの話題になりましょう。又10月には十三夜があり、中秋の名月を見逃した向きにお勧めです。夜が長く、空気が澄んできましたので夜空を眺める絶好のシーズンとなりました。夜は冷えますので風邪を引かないようにね。
★ 9日、りゅう座流星群が極大になります。昔ジャコビニ流星群と呼ばれた流星群ですが、今年は午前9時頃極大になります。日中は見えないので残念ですが、この流星群は先月お知らせした 21P/ジャコビニ・ツィナー彗星の落とし物で、その中を地球が通過すると、地球の引力に引かれて星屑が落ちてくる、これが流星群です。りゅう座は北極星が目印です。北極星の周りをこぐま座が回っていますが、りゅう座はこのこぐま座を取り囲むようにして北極星の周りを回っています。その龍の頭辺りが輻射点です。8日の夜半から9日の明け方までの北の空に注目です。
★ 12日、夕方の南西の空で木星(-1.8等)と上弦の月(月齢3.0)が接近します。19時頃には没しますので早めの観測がお勧めです。
★ 15日、夕方の南の空で土星(0.5等)と上弦の月(月齢6.0)が接近します。21時頃には没しますのでそれまでに観測してください。
★ 18日、夕方の南の空で火星(-0.9等)と上弦の月(月齢9.0)が接近します。夜半には没しますので、それまでの観測がお勧めです。
★ 21日、十三夜のお月見、後の月と呼ばれ、栗名月とも呼ばれます。少し欠けて栗のように見えるからでしょう。栗をお供えしてお月見を楽しみましょう。
★ 22日、オリオン座流星群が極大になります。オリオン座は21日23時頃、東の空から昇って来ます。そして夜半過ぎの22日朝1時頃には南の空高くにかかってきます。午前2時頃に輻射のピークになると言われていますが、月があり条件は良くありません。月が沈むのは3時から4時頃です。
★ 25日、金星(-4.1等)が内合となります。宵の明星として輝いていた金星は内合で見えなくなります。11月には明けの明星として輝きます。
★ 国際宇宙ステーション (ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 10月の月、下弦の月は2日、新月●は9日、上弦の月は17日、満月○は25日です。満月の月の出は17時54分です。
★ 10月1日の大阪の日の出は5時52分、日の入りは17時43分です。
(大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。) (2018/09/25)
この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。
参考ブログ
天文事象 2018年 年間の概況
コスモスは宇宙 278(1212)