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2019年6月の夜空

2019-05-27 14:34:36 | 天文・事象
2019年6月の夜空
  2019年  6月
  6月は22日が夏至で当分は昼の長い日が続きます。それだけに夜が短く、夜空を見るには貴重な時間と言えます。しかし乍ら、こよみの上では11日が入梅で、7月に梅雨が明ける迄の1ヶ月は、曇り空が続き星空を見る機会が少ないとも言えるのです。ですが、雲の上では星空に動きがあり、梅雨の晴れ間で機会があれば、ご覧頂けると思い、情報をお届けします。
★ 5日夕暮れ7時頃、西の空で火星(1.8等)と三日月(月齢1.7)が接近します。8時頃には西の空に沈んで仕舞いますから早めの観測がお勧めです。
★ 11日、木星(-2.6等)が衝となります。木星は南東の空に見えますが時間と共に南の空に移って行きます。木星はこれからが観測の良い機会だと思います。
★ 16日、その木星(-2.6等)と満月に近い月(月齢13.7)が接近します。夕方から明け方まで見る事が出来ます。すぐ側でアンタレス(1.0等)が輝いて居ます。
★ 17日は満月ですが、南の空で土星(0.2等)と満月、木星が並んで見えます。土星と木星は天ノ川を挟んで両岸に、月は天ノ川の真ん中に水面に映る月の如く。
★ 24日、水星(0.6等)が東方最大離角となります。夕方の西の空、高度が20度ていどなので西の空が開けていないと見えないかもしれません。近くに火星(1.8等)が輝いています。すぐ西の空に沈んで仕舞いますので早めの観測がお勧めです。
★ 国際宇宙ステーション (ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
  ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 6月の月、新月●は3日、上弦の月は10日、満月○は17日、下弦の月は25日です。満月の月の出は19時8分です。
★ 6月1日の大阪の日の出は4時46分、日の入りは19時6分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)  (2019/05/27)


  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。
  参考ブログ
  天文事象 2019年 年間の概況


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