今年の黙祷は、短かった。
溢れるものを、自然に受け止めることが出来た。
生きるということは、なんだか懐かしいことだ。
(2006 7-21の記事)
今年もまた8・6がやってくる。
知人にあげたこの本、また再購入。
また、泣く。
これは誰の涙なのだ?
今年の黙祷も、長いのだろうな。
(2005 8-6の記事)
今日買った、こうの史代さんの漫画。
昨年度の文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作だそうです。
ま、賞をとろうが、「ダ・ヴィンチ」のプラチナ本に選定されようが、
「このマンガを読め!2005」で、第3位になろうが、どうでもいいのです。
これは、原爆にまつわる昭和20年から現代までの様々な「オモイ」を描いた傑作です。
人間はずっとずっとつながっていて、人々の「オモイ」は知らぬ間に
引き継がれているんですね。改めてそう思いました。
ああ、久々に打ちのめされました。痛い、切ない。
(以下引用)
嬉しい?
十年経ったけど
原爆を落とした人はわたしを見て
「やった、またひとり殺せた!」
とちゃんと思うてくれとる?
ひどいなあ
てっきりわたしは
死なずにすんだ人
かと思ったのに
ああ、風……
夕凪が終わったんかねえ
この話は
まだ終わりません
何度夕凪が
終わっても
終わっていません
今年の黙祷の一分は短かった・・・。