SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

God only knows

2005-07-30 06:37:53 | 
I may not always love you
But long as there are stars above you
You never need to doubt it
I'll make you so sure about it
God only knows
What I'd be without you

It should ever leave me
Though life would still go on, belive me
The world
Could show nothing to me
So what good
Would living to me
God only knows
What I'd be without you
God only knows
What I'd be without you


The Beach Boysの美しすぎる名曲♪
このときのブライアンには神が降りてきていた。
ありがとう、と感謝したくなる。


すべてのバーで

2005-07-27 00:15:00 | 
昨日は、らもさんの一周忌。

らもさんに捧げるべく、酒を呑んでいる。

今夜すべてのバーで

らもさんの魂が見られるのだろう。



僕という存在の喪失が、しばらくの間人々の間に影を落とし、やがてその影が薄れていって、僕はほんとうの「無」になる。そういうのがいい。

~「わが葬儀」



らもさん、あなたの存在はそうそう薄れるモノじゃないですよ。

というわけで、26日は「らもさんの日」過去記事すべてを7月26日付で再掲しました♪




歓楽極まりて哀情多し

2005-07-26 23:30:03 | 偏愛
前の記事に同じく、松尾貴史さんのエッセイに、

「立川談志師匠に会いたいねんけど、紹介してくれるかなあ」

とらもさんが語ったらしい。

亡くなる数週間前に。

結局、らもさんと談志師との邂逅は実現しなかった。

らもさん、少しだけ逝くのが早かったかもしれないよ。

談志師にあってからでよかったじゃないですか。

階段から落ちるのは、対談の終わったそのすぐあとでもよかった。

このふたりに、松本人志さんを加えれば、(いや、町田康さんでも

いいかな。)戦後、無頼派の太宰さん、安吾さん、織田作が揃った

座談会、「歓楽極まりて哀情多し」の再現だったのに。

もう少しだけ、僕らに笑いを、切なさを与えて欲しかった。

欲張り過ぎかしら?



(「歓楽極まりて哀情多し」は、漢の武帝の「秋風辞」から採った

座談会のタイトル。)

羞恥心

2005-07-26 16:01:59 | 
「酒というものは、それら(注:親友だとか性悪女)自分の中の他者と

 対話するための「言葉」のようなものだろう。」~中島らも


情けない話だ。

でもそんな情けない自分・・・。

仕方ない。

「酒や煙草というものが、口唇性欲から離脱できない小児的大人の自

 慰行為にほかならない」~らも

あ、フロイトね。わかってますよ。わかちゃいますがね、もう遅い!

てな感じだろう、らもさんも。

煙草も酒も恥かしいものだ。

すまして、気取って、ブランデーなんかを飲んだり、

カッコよく煙草をふかしてみたり、(私は煙草は吸わないけど)

考えてみれば、恥かしい。

言ってしまえば、食べることだって、恥かしい。

人と一緒にごはんを食べるなんて、恥かしくない?

ましてや、ふたりきりで、なんてことになったら、シラフではいられ

ないでしょう?

そういう意識をどこかで持っていないと、カッコ悪い。

「気取ったってダメですよ」って太宰さんも言ってる。

斯く言う太宰さんが一等、見栄坊だったりするんだけどね。

私だって、そうだ。

でも、カッコ悪い自分を誤魔化すくらい恥ずかしいことはない。








子ども+α=大人

2005-07-26 13:27:24 | 
おもしろいのは、大人というのは子どもが大きくなって、まったく性質

のちがう「大人」というべつの人間になるのではないということです。

大人には、子どもの部分がまるごと残っています。子どもにいろんな要

素がくっついたのが大人なのです。

~中島らも 『お父さんのバックドロップ』あとがき


的確!なんて的確な説明なんでしょう。この本自体、子どもに向けて書

かれたものですが、今、自分がどうやら大人になりかけて感じているこ

とをかなり正確に指摘してくれていると思う。子どもの頃、思い描いて

いた30歳は少なくともこんな姿ではなかった・・・。良くも悪くも、と

言うことなのなもしれない。

「このままじゃいけない」と

「このままでいたい」との葛藤。

訳知り顔への嫌悪と、のほほん顔への苛立ち

でも、どうやら、らもさんの言う通り、大きくなった子どものままで行

きそうだ。親を見てもそう思うようになった。わかることが多くなれば

多くなるほど、この理解は深まる。

素敵な大人はたくさんいる。

そんな人に私もなりたいし、なれるような気もする。

勇気と、潔さとを兼ね備えたおっちょこちょいで、可愛げのある大人に

なりたい。

二度の死

2005-07-26 11:29:06 | 
人は二度、死ぬ。

一度目は、肉体の死。

二度目は、残された人々からその人の記憶が消えたとき。

こんな話を最近、三谷幸喜さんと、らもさんからほぼ同時に知った。


そうだね、そうだね。

人は簡単に死なないんだね。

らもさん・・・

2005-07-26 03:51:55 | 偏愛
「人間の実相は刻々と変わっていく。無限分の一秒前よりも無限分の

一秒後には、無限分の一だけ愛情が冷めているかもしれない。だから

肝心なのは、想う相手をいつでも腕の中に抱きしめていることだ。

ぴたりと寄りそって、完全に同じ瞬間を一緒に生きていくことだ。

二本の腕はそのためにあるのであって、決して、遠くからをサヨナラ

の手を振るためのものではない。」




ロマンチックだね、らもさん。

貴方の不在は、私のココロの中に何とも言い難い、切ない影を落とし

続ける。

太宰、談志、らも、どうも私は「破天荒な生」に憧れているところが

あるようだ。


そかそか

2005-07-26 03:47:32 | 
多数の個に分かれていればそれらは一部生き残り、適者生存して地

球の状況にビビットに対応しながら進化していくことができる。我々

が個に分断され、死の因子を遺伝子の中にプログラムされているのは

まさにこのためである。種としてのフレキシビリティを保つためには

全体を有限な個によって構成しなければならない。我々の死、つまり

個々の不連続が全体の連続を支えているのだ。その意味では我々は

「永遠に死なない」と考えても誤りではない。


~中島らも 「人は死ぬとどうなるのか」


とてもしっくりくる。

そうか、そうか、なっとく。

個と種。

連続と不連続。

効率は悪いけれど、これが種としての意志なんだろう。

らもさん、これでだいぶ楽になりましたよ。





らも、逝く

2005-07-26 03:22:51 | 
らもさんが、死んだ。

好きでしたよ、らもさん。

あなたのように「誠実」に生きることができたら、と思います。

よくぞ、ここまで、生きてくれました。

階段から落ちて・・・、なんて、出来すぎですよ。



これから、私は、幾人の人を失っていくのだろう。

そして、その人の魂を引き継いで、一緒に生きていくことになるのだろ

う。

失った悲しみ。

でもこれは、受け継いだ、取り込んで一体になった悦び、としよう。


これ呑んで『ロカ』を読もう

2005-07-26 02:43:34 | 
てな訳で、これ呑んで読書。

カステルベッキオ、これもまた手軽なテーブルワイン、あ、イタリア

だからVINO DA TAVOLAかな。

表参道の「バンブー」っていうカフェがあるんですが、そこにも置いて

あるらしいです。懐かしい・・・。最近行ってないなぁ。

バンブー=竹。なんだか親近感があるんですよね♪

短篇の名手

2005-07-24 07:43:01 | 太宰
太宰さんは、短篇小説について、

「戦争が終って、こんどは好きなものを書いてもいいという事であったので、私は、この短篇小説のすたれた技法を復活させてやれと考えて」

などと、近世の西鶴から、鴎外、志賀直哉、芥川、そして師匠の井伏鱒二

に至る系譜の中で、語っているところに太宰さんの並々ならぬ自負を感じる。

戦後の太宰さんの名短篇群の中では、「メリイクリスマス」「朝」「美男子

と煙草」などが好きだけれども、

今の気分はなんと言っても、

フォスフォレッセンス