高野秀行著「謎の独立国家ソマリランド」

2019-05-24 19:46:45 | Books
「ヘミングウェイなんかにかぶれちゃってさ♪」ハマッ子なら誰の歌かわかりますよね~(#^^#)

私も大学時代、ヘミングウェイにかぶれてた時期あるけど、いつかアフリカ旅行したいなあなんて思うのはそのせいだと思う。
で、柳美里さんからセレクトいただいた本の三冊目として楽しく読んだのは、高野秀行さんのこの本なですけどね。
高野さんは「そこまでやるか!」と読者を仰天させることで知られるノンフィクション作家で、この本も御多分に漏れず。
取材のために海賊をプロデュースすることを構想するくだりでは、高野さんなら本当にやりかねないと思いました(-.-)
しかし、そこまでやるかと突っ込まれたら、ここまでやらないと本当のところは分からないのだというのが高野さんの答えだと思う。
ソマリランドにおいて、国連からのお仕着せの形ではなく、自分たちで独立国家をつくるためになにが行われてきたか。

ヘミングウェイが描いたアフリカも、一旅行者の視点からでしかない。

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