Rocket Man

2019-08-30 23:57:18 | Pictures
今日は横浜ブルクでRocket ManとLion Kingの映画はしご。映画をはしごしたのは20代半ばのころから、ずっと無かったな。
横浜ブルクは座席の座り心地がとてもよくて、映画をはしごしても疲れない。
Rocket Manは、昨年のボヘミアンラプソディとあまり変わらない内容で、がっかりする人もいるだろうけど、エルトンジョンの作品を上手に使ったあたり、長い間エルトンのファンである私にはとても楽しめる映画でした。エルトンジョンを主人公にした上質のミュージカル映画という仕上がりだったけど、一ファンの視線からこの曲をこう使うかあと感心する場面がいくつかあり。エルトンジョンを聞いたことのない人には、いい案内になるかもしれません。それから、エルトンジョンの孤独感を演じていたタロン・エガートン氏が素晴らしかった。
Lion Kingもエルトンジョンが音楽を担当した作品。アニメ版は前に見ていましたが、同じ感動を味わえました。アニメ版と実写版、どちらがより楽しめるかは人それぞれでしょうが、動物好きなら実写版かな。猫好きには「子どものライオンが可愛くて可愛くて」になるかも。

ケストナー

2019-08-15 18:40:29 | Books
こんな経験はだれでもあるだろう・・・
本屋さんで本を物色していたり、お目当ての本を探しているときに、探す目的としていたテーマ・分野とは全く違う本の表紙がふと目に入り、妙に気になって、買ってしまう。その本のことは全く知らないのに、本の方が「おれを買え お前に買われるためにここにいるのだ」と言っている気がしたから。そして読んで分かる。これは自分にとても大事な本であるってね。
今回もそうだった。ブックオフで、電車の中で読むための文庫本を買うつもりだったのだが、通りかかった児童向け書籍コーナーに並んでいたこの本の背表紙がふと目に入った。ケストナー「ナチスに抵抗し続けた作家」。児童向け書籍に関心持つような年齢はもう過ぎているのに、どういうわけかこの背表紙に目が吸い寄せられ、そして買ってしまった。

ケストナーは「飛ぶ教室」「二人のロッテ」「エミールと探偵たち」といった児童文学作家として著名だけれど、もともとは詩人として世に出た人だったんだな。
そしてあの時代にケストナーがどれほど鮮烈な生き方をしたか。ケストナーと同時代のトーマス・マンやブレヒトがどんな生き方をしたかは私も知っている。トーマス・マン、ブレヒトとは違う生き方・・・つまりあの時代のドイツにとどまり、ナチスの目をかいくぐりながら、ナチスへの批判を続けた。ナチスにつかまらずに済んだのは、尋常ではない幸運とまわりの必死の助けがあってで、ブレヒトよりケストナーというつもりはさらさらないけれど、強い意志と勇気、そして知性には多くを学ばせていただいた。それにしても児童書でくくるには、レベルの高すぎる一冊だったな。

こんな時代に生きる私たちだから。
ケストナーケストナーケストナーが、このところずっと頭の中で渦巻いている。