ニュースを見ているとキャスターのありえない珍解説にびっくりする事が多々あります。
つい先ほどのNHKは、20~30代のホームレスが増えているという特集を放送していたので興味深く見ていると、1人の男性は、IT関連企業(過酷労働で体を壊し、5年で退職)→警備会社(途中で給与を一方的に引き下げられ、生活できなくなり、やむなく退社)→土木工事会社(住み込みで働いていたが倒産、社長は失踪、給与は支払われず、寮も出なければならなくなる)→ネットカフェ→ホームレス、と詳しく取材し報道していたにもかかわらず、キャスターの締めの言葉が!!
『若者のホームレスが増える主な原因の一つは”それでも何とかなる”などという楽観的な見通しと危機感の欠如だと指摘する専門家の意見があります』
本当にありえない解説に強い憤りを覚えます。
近年の労働環境の著しい悪化が主な原因なのであって彼に原因などありません。
あくまで個人の責任としていればブラック企業などが責任を問われる事はありません。
問題の解決には若者の就職難の解消が必要ですし、
労働環境の改善の為の産業構造の根本的な改革が求められます。
コスト削減のために正社員を非正規に置き換え、派遣切りを繰り返し、結果として技術開発力の低下を招いている事態の解消の為にもそれは不可避です。
この際ブラック企業(日本IBM、ユニクロ、ワタミなど)などは一掃しましょう。
またそのワタミ社長である渡邊ナニガシ氏(第一回ブラック企業大賞受賞者?)を参議院議員候補として恥じない政権与党も一掃しましょう。
そしてこのキャスターには非正規で働いてもらいましょう。